人工知能の権威レイ・カーツワイルが、グーグルで「メールの自動返信」を開発する本当の狙い
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シンギュラリティで有名なレイ・カーツワイルがGoogleで最近何をしているのかが疑問だったが、Gmailの別クライアントであるInboxに搭載されているスマートリプライを開発しているのが彼のチームだったことがこの記事からわかった。
最初のバージョンはGoogle BrainとGmailのチームが共同で開発したものであったようだが、それを改良したのが彼が率いるチームだそうだ。彼の大脳新皮質の理論をモデルにしたような二層構造のニューラルネットワークにより、少ないコンピューティングパワーでの処理が可能になったと言う。
イスラエルの自然言語学者が言う「ほとんどの問題において、われわれが必要としているのは確立した手法を用いる技術的に優れたソリューションであって、いままでにない画期的なアプローチではない」というのは正しいと思う。もちろん、新しい手法は日々生み出されているが、一方でそれらの手法をきちんと動作させるところも必要とされており、産業としてはむしろこちらが重要。Googleはそのどちらもできるところが素晴らしい。
ところで、このレイ・カーツワイルのように、AIの汎用的な可能性を信じる人もいれば、汎用AIに懐疑的な人(記事 → https://newspicks.com/news/2505189?ref=user_173296 )もいるというのがGoogleの面白いところだと感じた。