東芝、メモリ子会社を日米韓連合に売却決議 WD譲歩拒む
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今日の決議は経営委員会。明日、取締役会、社内3、社外6、社内3には、利害関係者の成毛氏(東芝メモリ社長)。
これが事実なら、上場廃止の方向だろう。
まず、WDが徹底抗戦する。これまでは遠慮も妥協もあったが、簿価で四日市を取得の契約もあり、場合によっては、生産できないのではないか。
また、経産省の面子も潰し、ベイン連合にINCJやDBJが資金を出すかも疑問だ。独禁法審査も、必要で、とても間に合わない。
故に、債務超過で上場廃止、現経営陣は退任だろう。
再上場は容易ではなく、その間は、資金調達も大変で、設備投資もできない。
海外ファンドによるマグロ解体ショーや、株主訴訟もあり、徹底的に、裁かれるだろう。もはや、東芝という形はなくなる。
サムスンに売却もあるだろう。鴻海ならまだいいが。
こういう結果になることが、株主価値を守ることか、社員や技術を守ることになるか、疑問だ。社外役員も含め善管注意義務が問われる。
社外役員は、①上場廃止でバラバラ、②wdか全く抜きで、ギリギリ債務超過回避か、しかない。また関係筋情報ですか。。気持ちのいいものではありませんね。><
このまま「日米韓連合(ベイン・SK連合)」に売却になる場合は、大きな懸念は下記2点ですかね。(特に「1」はキーになります。)
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1. WD社が売却差し止め訴訟を仕掛けてくる懸念
→合同生産パートナーだったWD社が訴訟して「国際仲裁裁判所」への手続きを進めた場合、裁定が出るまで1~2年かかりそう。WD社の主張が認められたら売却手続きが済んだ後でも売却無効の判断がありえる。
2. 各国の独禁法に抵触する可能性と審査時間の懸念
→日米韓連合に「SKハイニックス社(NANDメモリ業界5位)」が含まれているため、各国の独禁法審査に時間がかかる。特に中国での審査は6ヶ月もしくはそれ以上はかかると思われる。(※故に、上場廃止への覚悟はいずれにしても必要。)
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直近の(日米韓連合の筆頭である)ベインの発表では「従来からの参加メンバーに加え、戦略提携先としてアップル、デルのほか、キングストン・テクノロジー、シーゲイト・テクノロジーが参加・出資する」としてありました。
【参考記事:東芝メモリ買収、米ベイン連合にアップル、デルなど4社も参加】
http://bit.ly/2wFMztg
SKハイニックス社はもとより、シーゲイト社が入っているのでWD社は怒り心頭だと思います。。
本当にこのまま泥沼に向かうのか?
【追記補足:NANDメモリ業界シェア(2017/Q2)】
1. サムスン(韓):35.6%
2. 東芝(日):17.5%
3. ウエスタンデジタル(米):17.5%
4. マイクロン・テクノロジー(米):12.9%
5. SKハイニックス(韓):9.9%
6. インテル(米):6.6%
慌てず、正式発表・続報を待ちましょう。取締役会が決議し株式譲渡契約書が締結されても、案件完了(クロージング)まで一波乱ありそうな気がします。取り敢えず午後の発表を待ちたい。