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米中両国は様々な問題を抱え、トランプ大統領はこれらの問題を全てカードとして取引をしようとしています。
北朝鮮問題にも、米中間の種々の問題がバーゲニング・チップとして利用されています。トランプ大統領は、中国の対北朝鮮圧力と、知的財産政策等の経済問題や南シナ海における人工島問題を絡めて取引をしているのです。
しかし、国連制裁決議採択のプロセスを見てもわかるように、米国内の意図も統一されていないように見えます。バノン氏が更迭されたことも、トランプ政権の政策の方向性に変化を与えたと考えられます。
米国だけではありません。中国も、10月18日から開催される、中国共産党第19回全国代表大会、いわゆる19大を前に、習近平主席が権力掌握を進められるかどうか、国内政治のゲームが密かに激しさを増しています。こうした国内の状況は、それぞれの国の対外政策に影響を及ぼします。
米中ロの大国間のゲームとよく言っていますが、国際情勢は、国際社会というシステムのレベルだけで決まる訳ではないのです。大国間のパワー・バランスは国際社会の性格の大きな枠組みを決めますが、それだけで、戦争が起こったり、あるいは平和であったり、という状況が決まるわけではありません。
だからこそ、国際社会のレベルでパワー・バランスや国際組織等を見るとともに、各国の対外政策を理解するために各国内の状況を知る必要もあるのです。さらに、これら二つのレベルに加えて、国の指導者個人の分析も必要です。
トランプ大統領、習主席、プーチン大統領は皆、個性的で、彼らの性格がそれぞれの国の対外政策に影響を及ぼしているのが、今は見えやすいかも知れません。
こうした3つのレベルと、それぞれの相互の影響を見なければ、国際関係を理解することは難しいのです。複雑怪奇なのは当然とも言えます。
米中外相会談で、楊氏が米中関係について「重大な国際および地域の問題で、調整と協力を強化する必要がある」と述べた。ティラーソン氏も同意した、との話。いま朝鮮半島問題で米中の認識の一致点が拡がっている。戦争勃発を阻止することを第一にすることで一致している。北朝鮮の核開発路線に対して、米中の影響力には限界があることについて、共通認識が拡がっている。中国が北に対して厳格な制裁を実施することは、中国の国益に反すると中国が考えていることを、米国は理解しはじめている。
ティラーソン国務長官が中国幹部と会う。なんとかして北朝鮮問題で、中国をアメリカのペースに巻き込もうとしているのだろう。なかなか難しいとは思うが。