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司法試験合格1543人、合格率25.9% 合格率トップ3は京都、一橋、東大

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試行錯誤してノウハウを生み出した「民間」の司法試験塾・予備校業界が、政府に働きかけてロースクール化を勝ち取った「既得権」側の大学・大学院に対して、受験結果(= 教育の成果)にして完全勝利。

これは爽快です
ここのコメントを見ると、リターンを考えたら医者になれとか、法科大学院の失敗などに関するご指摘が目立ちます。
私がこのニュースで感じたのは、依然として崇高な仕事を目指す若者たちが多い日本は、まだまだ捨てたもんじゃないということです。

以前、長く検事をやられ、現在は官僚として法制定にかかわる裏方の仕事をされている方に、なぜ検事を目指したのかと質問したことがあります。
その方の回答は明快でした。
”正義”を守る仕事に価値があると感じたからというものでした。

その一言を聞いて、法曹関係の方の仕事が、とても気高いものだと感じるようになりました。
確かに、司法試験のハードルは下がり、弁護士過多が指摘され、費用対効果は小さくなっているかもしれませんが、逆に言えば、それを知っていてなお、社会正義のために、人並み以上の努力をされることも、また価値がある考えられます。
合格されたこの瞬間だけでも、”正義”の番人としての価値・重みをかみ締めてほしいと思います。
私が受験した頃は、合格者が500人程度で合格率が2%程度でした。

単純計算すると、合格率が8.6倍強になっています。
つまり、受験者が激減しているということ。

予備試験であっても、司法試験受験は翌年になるので最短2年がかりです。
仕事を持っている人にとっては厳しいです。
そりゃ、優秀な学生は予備試験で抜けますから。予備試験の合格率は4%程度で、ある意味司法試験より出来の良さは証明されるので、予備試験組というだけで就職にも有利ですよ。そして予備試験合格者のほとんどは従来からの予備校に行ってるわけです。
ちなみに予備試験は口述もあり、日程も旧司とほぼ変わりません。5月の択一に始まり、7月の論文、10月の口述という長期レース、そして口述の耐え難いプレッシャー、勉強面だけでなく、強靭な体力精神力も求められます。
合格率が3割を下回ったので、早稲田ローの専門学校化が進むか?
受験生は人生賭けて、大切な若い時期をほとんど勉強につぎ込んで勝負しているので、ぜひ制度を安定させてあげてもらいたい。
最年長71才、これからどのようなお仕事をされるのか、これまでのバックグラウンドを活かすのか、気になります。
「予備試験を経由した合格者は290人で合格率は72.5%だった。」とあるが、この記事で予備試験者の合格率というのは、
予備試験の合格者を分母にした数字。
この数字から、「予備試験組は優秀」とする議論があるけど、
これは根拠がないと思う。

予備試験は、短答、論文、口述の3段階からなる。

一方、司法試験は、ロールクール卒業生と予備試験合格者を対象に
「短答式試験と論文式試験」からなる。
(ここでの短答と論文は、予備試験のそれぞれとは別のもの)

ロースクールを卒業するためには、必要な単位を取得する必要がある。
この卒業の難しさと予備試験の難しさは、比較ができないもの。

ロースクールの入学試験の倍率×卒業率はもっと高いはず。

予備試験者は、ロースクール卒業資格より難しい「予備試験」で選抜されていると解釈できる。
予備試験組自体の合格率は、4%弱のはず。

しかし、一方では、予備試験の受験者とロースクールの受験者は、そもそも異なる母集団。
(予備試験は、後者より気軽に受験できるから、合格率が低くなるという側面もある。)

結局、
予備試験合格者を分母にした合格率

各ロースクールの卒業生の受験者数を分母を数字にした合格率
を比較するのは、apple to appleになっていない。

予備試験組が試験で優秀なのかどうかは、たとえば、
司法修習時の成績で比較するほうがいいはず。
(もっとも試験で優秀かどうかと法曹者として優秀かは完全相関ではないという別の問題もある。)

なお、予備試験組の合格絶対人数が増えているのは、制度上深刻な問題。
(今年は、全合格者の18.8%が予備試験組らしい。)
これは、「予備試験組優秀」論とは別の視点。