苔男、世界を変える──エリザベス女王に「緑の魔術師」と称えられた日本人庭師
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大学の同期の友人で、1、2年生(京都では回生)の頃、まだ研究室に配属もされていないというのに、論文誌のインパクトファクター(文献引用影響率)だの各分野のトレンドだのを調べている奴がいて、変なやつもいるものだと思っていました。
やがて、彼の中で「苔」を専門にすることが研究者としての競争環境として最も有利であると判断したようで、大学構内や京都御所などの木々に生えている「苔」の採取が始まります。
聞けば、「苔」は環境の中で重要な役割を果たしているのにも関わらず、花も咲かず食べることもできないので、まさにコケにされており、業界は地味で人数が少ないこともさることながら、高齢化が激しく、若手の競争が小さい。一方、日本は世界にも稀なコケ文化があり、世界広しと言えども国歌にコケが登場する国はない。日本でのコケ研究に可能性を感じたとのこと。
そして、彼は3,4年の時に既に研究者としての歩みを始め、苔界の若手ホープとしてアカデミックキャリアを登って行きました。
「苔三昧――モコモコ・うるうる・寺めぐり」
大石善隆 福井県立大学 講師
岩波書店 https://www.amazon.co.jp/dp/4000063146/
もうすぐ新刊「コケを愛する日本人.自然と科学の情報誌」も発売されます。以前、まだインバウンドなんて言葉もない頃、外国の友人兼同僚をドライブしながら金沢まで案内したことがあります。道中パチンコ屋が多くて、彼らには物珍しかったのでしょう、説明を求められました。
翌日、兼六園へご案内。その友人のニヤリと笑いながらの一言「素晴らしい!!お前たちのご先祖はこれを残してくれた。お前たちの世代はパチンコ屋をのこすんだな。」
苦笑しか返せませんでした。
日本の庭と庭師さんは世界に誇れる。メガネ、ボウタイ、シャツ、ラペルピン、ポケットチーフ、ヘアー、ジャケット、クビまきまき。。。まーサスガですねぇ
ツイキ:
白状しますと、ワタシもパリにいるときしてました、クビまきまき(みんなしてるんですよー) ミシガンに帰ってからはお蔵入りですが。。