アップルとアマゾン、「007」シリーズ配給権獲得に参戦か
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普通にそろばん弾くとスタジオは形勢不利ではないでしょうか。
シリーズ、フランチャイズのうまみは当たり外れの大きい新作よりもむしろバックカタログ。特にこの007などは全24作。新作が出るたびに、メディアが変わる度に、そして3Kから4Kなったりと、繰り返しの安定収益を産み出します。
そのカタログの収益の柱が、かつてのDVDやテレビから、ネットに移っている。アップルもアマゾンも、自社コンテンツを自社配信をしている限りは外部に手数料を払うことなく売上が取り込めます。
一方興行収入のおよそ半分は劇場側が取得し、かつ莫大な宣伝費と経験値を必要とする劇場配給。ここはアップルでもアマゾンでも、権利を持ってしまえば低い手数料でスタジオに委託が可能かと。そして彼らが自社メディアで展開する宣伝は金額換算すれば莫大ものになるでしょう。
ただこういった、劇場で汗をかかずにリスクを取らないとも見られる手法が、作品への愛情が深くかつ新作の評価や劇場成績を最重要とするプロデューサーから見るとネガティブに写り、交渉がまとまらないという図式はあるかもしれません。
注目のコメント
詳しい契約は知らないが、普通に考えるとソニーピクチャーズが優先交渉できるのではないんですかね? スタジオにとって最も重要なのはフランチャイズを確保すること。例えばディズニーにとってのアベンジャーズ、ワーナーにとってのハリーポッター、パラマウントにとってのトランスフォーマーのように。ソニーピクチャーズはテレビ番組制作は好調だが、映画はなかなかヒットに恵まれていない。そんな中で007を捨てるとはなかなか想像しにくい。もちろん、競り負けるかもしれないけど。
ワクワクするニュースですね♪名作007シリーズにまた新しい風が吹くかも!
24作目となる”007スペクター”を最後にソニーピクチャーズの配給権が切れます。新しい配給会社になる可能性が出てきた訳です。注目なのは、名だたる大手配給会社に並んでAppleやAmazonが名乗りを上げているところ。
というのもAmazonはすでにふんだんなユーザの志向データを活用しオリジナルコンテンツで成功しています。
簡単に言えば、きっと皆はこんなストーリーがすきだろうな、とか、こんな俳優さんが出たら嬉しいだろうな、とか、こんなシーンが見たいだろうな、とか。Amazonで検索したり、実際に購入したりしたデータを分析しているんですね。そのデータを参考に実際に映画やドラマを作っちゃう時代なんです。
Netflixの”ハウスオブカード”が有名ですが、Amazonも2015年の”トランスペアレンツ”、2016年の”モーツァルト・イン・ザ・ジャングル”でドラマの最高栄誉であるゴルデングローブ賞をすでに受賞しているんです。実はAppleもこのオリジナルコンテンツの取り組みをするんです。iTuneからデータ取るのかな。
つまり大手配給会社からAmazon、Appleに移れば、データを活用した新しい007が観れるわけです。
でも、データを活用したから良いドラマができるわけではなく、大手配給会社も今まで素晴らしう映画を作ってきた自信があるのです。Amazonに負けじと違ったアプローチで素晴らしい映画を制作しようとするでしょう。
もちろん、ジェームズ・ボンドも気になります。ソニー・ピクチャーズになったのは2006年の”カジノ・ロワイヤル”から。そのタイミングでボンドは、5代目ピアース・ブロスナンから僕の大好きなダニエル・クレイグに。僕とタメ歳とは思えない(苦笑)渋いボンドに、僕はしびれっぱなしですが、コミカルなハンサムプレイボーイのピアースから変わって戸惑った方もいらっしゃるかも。Amazonのビッグデータは、どんなボンドを選ぶのでしょうか!!!
プロとプロの真剣勝負!!!どちらが勝っても、きっと僕らを楽しませてくれるのは間違いありませんが、配給会社によって007がどう変わっていくのか!想いを馳せると公開までワクワクが止まらないですね!もう今から眠れなくなっちゃいます♪アップルはオリジナルコンテンツに力を入れる方針を示しています。
アマゾン、アップルという巨人の参入で、素晴らしいコンテンツが生まれそう。視聴者にとっては嬉しい限りです。
アップル、独自コンテンツ予算は10億ドル
https://newspicks.com/news/2435846