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NewsPicks編集部

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「素人も、プロも共通する失敗の要因がある。それは、合理的に上手く説明できる行動を取りたがる、ということだ。」は、その通り。僕の経験からも、実際には、相場であれ経営であれ、最後はリーダーの直観的な判断が非常に大事です。リスクをなくすなんて考えていたら決断できないし、それが逆にリスクになる。臨機応変なリーダーの判断は重要で、それが出来る人物がリーダーである組織は強い。なお、北朝鮮問題で日経平均を買うのは合理的ではないが、皆がそう思うときには相場は一旦逆に動いたりする。その時にどう判断するかがリーダーの役目です。
金融市場でも、最も直情的で「なんとなく」のムードが支配しやすいのが為替市場です。
たとえとして適切かは分かりませんが、記事を読んでいてディーラーとエコノミストの関係を思い出しました。往々にして両者の意見は食い違うことが多く、私も議論の対立は日々経験します。彼らの言い分は「110円は心理的節目で云々・・・」、「投機筋は依然ユーロをショートしているという話があり云々・・・」と大体、定性的です。しかし、ディーラーは今日と明日で言っていることが違っても勝てば良いのでそれはそれで責められることではなく、「なんとなく」(よく言えば直感?)で相場観を語れば良いのだと覆います。
 しかし、仮にもエコノミストやストラテジストという肩書きで喋らせていただく以上、心理的節目だとか、テクニカルが、、とかいう話は「なんとなく」に類する話として極力避けるべきと私は思っています(中には投機筋やヘッジファンドというフレーズを用いて森羅万象を語ろうとするエコノミスト・ストラテジストもいらっしゃいますが、私はそれは違うと思う者です)。為替にフェアバリューは存在せず、予測は難しいけれども、「理論的に見ればこうなるはず」というソリッドなストーリーを提供することが自身の評価に繋がると思ってやらせて頂いております。よく、「○○さんの言うことはあたる・あたらない」というのが話題に上りやすいですが、本当のところでは、話に筋が通っていてユニークかどうかの方がお客様にとって重要だったりします。
 話が逸れてしまいましたが、世の中には「なんとなく」で済まされる人とそうではない人が存在するということはその通りだと思った次第です。
資産価格は左脳的ロジックで形成される傾向が強いので、右脳的な「感性」「感覚」で勝負するのはとてもよく分かります。
ただ、ドーパミンやセロトニンの働きによって、勝っているときと負けている時の本能的行動の非対称性などの不合理のあるので注意しましょう。
初心者の中で「なんとなく、と自己認識していれば、その「なんとなく」が否定され、買った株が値下がりしても、「なんとなく買ってしまった」のであるから、こだわりはない。直ちに方向転換できる」というようにすっとこれを実践できるのであれば、それはそれで経験を積み重ねる役に立つでしょう。

ただ、これは人それぞれにタイプがあって、「なんとなく」と自覚した上で売買しようとするとむしろ動けなくなるという方も中にはいるかと。そういった場合は本稿では望ましいとされていないですが「合理性に頼った」売買というのも個人的にはありだと思います。

結局のところ投資は実践できるかどうかが最も重要ですから、最初は自分自身がすっと動ける考え方、方法で行えば良いでしょう。この時に念頭に置く必要があるのは、自分の判断は必ず間違える可能性があると自覚することです。致命傷を負わないように無理のない少額で実践してかすり傷を何回かこしらえたほうが上達も早いかと思います。