北朝鮮情勢、大規模紛争に発展する恐れ=ロシア大統領
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朝鮮戦争の時、スターリンは北朝鮮を全面的に支援し、更に金日成に南信の許可を与えていたにもかかわらず、朝鮮戦争そのものには参戦しなかったばかりか、国連安全保障理事会の国連軍組成の決議に拒否権を行使することさえしませんでした。
それはアメリカの兵力を極東に貼り付け、ヨーロッパから目を離させるとともに、いうことを聞かなくなりつつあった毛沢東とアメリカを戦わせて、漁夫の利を得ようとしたからだと言われています。
ソ連からロシアに変われど、朝鮮半島に関するロシアの立ち位置や考え方は、アメリカをけん制し、パワーバランスを維持するための装置という位置づけだと言えるでしょう。
プーチン大統領の発言からは、そういうロシアの変わらぬ思惑がみてとれますね。米国への牽制の意味合いでしょうが、やはりロシアのトップがこういった発言をするということは意味深。こういったロシアの動きを見ると、朝鮮半島は冷戦時代からの構図が変わっていないのだと改めて認識する。
第一次世界大戦はオーストリア=ハンガリー帝国とセルビアの小競り合いから始まった。その原因は大国間の複雑な思惑と同盟関係によるが、当初は誰もあれほどの大戦になるとは想像だにしなかった。多少でも歴史を知っていれば、プーチン大統領の発言でまず思い浮かぶのは第一次世界大戦の顛末ではないだろうか。そして関係各国の政治家や軍人は、それを思い出して自重する。。。いずれにしても戦争になって得をする国は皆無なのだから、やはり対話と圧力で解決してもらいたい。