日本の少子高齢化は「危機」ではなく「チャンス」 / 出井伸之
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人口急増は明治維新からはじまっている。今に続く法律も家制度や結婚制度、社会規範と呼ばれるものも大体明治に作られたもの。このたかが150年の歴史を日本そのものだと思っている人が多すぎです。長い歴史の中で、明治以降のこの人口急増や皆婚自体が異常だったと捉えるべき。
別に昔にもどれという話をしているわけじゃなく、明らかに今後の未来は今までの前例など役に立たない未来。少子化なのである、高齢化なのである、未婚化なのである、そうした事実をまず事実として前提化しなければ、何も始まらないのではないか。そして、そう考えられる人間こそが未来を作れるのだと思う。タイトルが間違っています。出井さんは「危機ではない」とは一切述べていません。危機をチャンスに変えようというのが主たるメッセージです。たしかに、課題先進国として他国に範を示すという意味ではチャンスだと思います。
まさに出井さんのおっしゃる通り、ピンチはチャンス。
日本社会にとって、少子高齢化は、将来の社会崩壊へと繋がりかねない危機的リスク要因でありますが、一方で多くのチャンスにも繋がります。
とりわけ、ビジネスにおいては高齢化マーケットの拡大に伴う様々なチャンスに溢れています。
更には、世界一の高齢大国となった日本のヘルスケア・介護産業は、否応なしに世界水準に発展を遂げており、日本に遅れて高齢化を迎えるアジア各国に日本の介護システム、介護ノウハウを輸出することが可能です。
政府もついに、『アジア健康』をかかげ、内閣官房 健康・医療戦略推進本部の下に、『アジア健康構想推進会議』を設定し、アジアにおけるヘルスケア産業でのリーダーシップの発揮を仕掛けています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/entakukaigi_dai1/siryou5-1.pdf