中国のシェア自転車が街のゴミと化した本当の理由 罰金制度を導入しても根本的な解決にはならない
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土地が足りない、というより、投入台数が多すぎ、というのが本当のところでしょうね。
上海市の調査では、2017年5月時点で累計50万台程度が投入されていたようですが、8月には150万台にまで増えていたとのこと。想像を越えて増えたために、急いで投入を制限した、ということでしょう。
http://tech.ifeng.com/a/20170821/44666091_0.shtml
ちなみに、記事中では罰金は利用者を対象としているように書かれていますが、実際は運営会社が対象となっています。
http://sh.eastday.com/m/20170819/u1a13204651.html
この罰金制度は結構効果があるんじゃないかな、と思います。というのも、自転車の整理に費用を払う体力のない会社は市場から退場せざるを得ないからです。
しかも、新規投入が禁止されているということは、投入台数シェアは大手に有利な状態で固定されてしまいます。
8月16日に、ofoが1ヶ月1元で乗り放題プランを出してあからさまな価格競争を仕掛け始めましたが、これも、力技でシェア拡大して淘汰を進めるのが目的でしょうね。
http://www.sohu.com/a/166263225_114778
※URLは全て中国メディアのものですが、出所を示すため念のため貼り付けております。経済に関しては現地メディアの方がやはり実態を表しているように感じますね。上海住んでますが、こんなにゴミと化した自転車は一度も見たことないです。確かに路上のシェア自転車を邪魔だと感じることはありますが、人々の生活を明らかに便利にしたメリットの方が断然大きいです。私の感覚では「メリット100:デメリット3」ぐらいですよ。
先進国でやられているような、特定の駐輪ステーションに返さないと課金が止まらないシステムになっていないことと、放置されてもデポジットで稼げるので業者側は台数をどんどん出して廃棄が増えるほど儲かり、廃棄自転車の管理コストを外部に押し付ける「共有地の悲劇」型の外部不経済になっているからかと。
土地制度を変えるといっても、、、。
元々都市部ではマイカーをできるだけ持たせない政策でもあるので、駐車場不足は必然かなと。
早々に事業モデルに規制をかけるしかないでしょ。
追記
因みに京都大学では毎年卒業生が自転車を放置し、新入生がパクるというシェアシステム循環が続いていたかと思いますが、今はどうなっているんでしょう。