評価経済のその先 - 家入一真
コメント
注目のコメント
テクノロジーの発達で製品やサービスを産み出すコストがゼロに向かって収束していってる.また,シェアリングエコノミーへと移行しつつある.その結果,所有を基盤とする資本主義は衰退する.そうなると,「リアルお金」が多く要らなくなる.そして,「お金」の代わりに取引が始まるのが「評価」.「評価」とは,例えば,今でいうと,TwitterやFacebookのフォロワー数や「いいね!」のようなものをイメージすればよい.それが多ければ「リアルお金」を必要とせずにモノ,サービスを多く受けられるようになる.ただし,TwitterやFacebookが未来も存在し続ける保障はない. ちょうど,テクノロジーのおかげで進化した物々交換社会が再び訪れると考えればよい.現在は「資本主義社会」から「評価経済社会」へのパラダイムシフト期にあると考えている.
「評価経済社会」の参考は http://amzn.to/2nvDzCK「評価経済の本質とは単純に評価を金に変えることでは無い」というのは本当にその通りだと思いつつ、「セーフティネット的に存在するコミュニティこそが、評価経済の本質である」というのは違うのでは?と思ってます。
「評価経済社会」ってユートピアなんかじゃなくて実はとても残酷で、これまで曖昧だった「信用」が嫌でも可視化・レーティングされてしまい、「持てるものと持たざるもの」の差がより広がる結末も容易に想像できる。ゆえに、「評価経済」の枠組みでは評価されない人たちをどう救済するか?までセットで考えないとディストピアになってしまうことも十分あり得る。この前あったFintechのイベントでも同じ話をされてました。
評価経済で、これまでお金に変えられなかったものにも陽があたるようになって、個人でも稼げるようになるのはとてもいいコトだと思います。
でも何かの価値を金銭に変える、という仕組みは昔から変わってない経済そのものですよね。ブロックチェーンだなんだ、といってもようは変換率が高まるってだけの話。
家入さんはその点、かなり考え方が違っていて、そもそもお金というものが嫌いなんじゃないかとすら思います。