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映画「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」は良かった.観るべき映画.上映館数が限られているのが残念.原作は,主人公のレイ・クロックの自伝「成功はゴミ箱の中に」 http://amzn.to/2wFUVCo .10年ほど前のベストセラービジネス書なので読んだことがある人も多いと思います.

レイ・クロックは,マクドナルドという文化を世界に広めた人物.背景を補足すると,戦後,1950年代,戦争から帰還した若者はアメリカで新しい文化を築きつつありました.それまでの家族を中心とした,いわゆる古き良きアメリカは終焉を迎え,若者が外へ飛び出して自動車を乗り回し,外食,ジャンクフードを好む時代になったのでした.当時,全米に誕生しつつあったハンバーガーショップもそうした若者がたむろする場所でした.
レイ・クロックは,ミルクセーキを作る機械のセールスマンでした.ある日,マクドナルド兄弟のハンバーガーショップに入ったとき衝撃を受けた.他とは違う清潔感と,注文したらすぐに商品が出てくるなど,システマティックな運営を行っていた.注文前からハンバーガーが作られてストックされてそれが次々に出てくる仕組みや,今は当たり前のハンバーガーを紙に包んで食べる方法も彼らの店舗が始めたのです.
マクドナルド兄弟のショップの秘密を知ったレイ・クロックは,兄弟に頼み込んでフランチャイズを始めた.しかし,アメリカは日本と違う.店舗の数を増やすと,各店舗が言われた通りのことをせず,勝手なことをやり始める.そこで,徹底したマニュアル主義を導入したのでした.
やがてレイ・クロックはマクドナルド兄弟と仲違いをし,マクドナルドを乗っ取ることになります.ここはレイ・クロックにシンパシーを感じながら見ないといけない.彼がいなければ,今のように,世界中のマクドナルドで安くて旨いハンバーガーが食べられることにはならなかったからです.
要チェック.
池上さん、個々のビジネスマターにまで踏み込みましたか。博識です。映画『ファウンダー』は早く見たいですね。
1)新しいスタイル、
2)商品の効率的な提供(選択と集中)、
3)5S等の管理徹底、
という、本稿では「斬新なビジネス」に不可欠な要素が提示されます。そしてそれがチェーン化という手法で拡大再生産されていく中で、効率と効果の双方のバランスを図っていく必要性にも触れていました。池上さんの斬新な視点が決してあるわけではありませんが、ご本人の思い出との関わりで、整理されていました。

さて、マクドナルドに代表されるチェーンビジネスについて、私がいつも学ぶのは、その効率運営についてです。誰もが再現できて、コストを均一化でき、どこまでも奇をてらわない。ゆえに、店舗を出せば出すほど儲かる仕組み。費用対効果で、消費者が納得できるものさえ提供できれば、個々の店舗でも一定の客数が見込める。まさに資本主義を濃縮させたビジネスモデルです。商品としてはつまらない(コモディティ化)かもしれませんが、安定的な儲けの本質を示唆してくれています。
関東地区を中心に「牛丼吉野家」チェーン展開。はなまる、アークミール、京樽などM&Aにより多角化。アジアを中心に海外出店加速、現地化推進と地域に合ったメニュー開発に注力。
時価総額
2,197 億円

業績

世界的ハンバーガーチェーン。直営とFC中心に全国に店舗展開。顧客のニーズに合わせた新商品の拡充を進めるとともに、既存店舗のリニューアルや新規出店にも注力。全国でドライブスルー対応を可能にする方針。
時価総額
9,081 億円

業績