GoogleがAppleに検索のため3年で3倍増の年間3000億円超えを支払っているのにウィンウィンの理由は?
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特に先進国でiOSのシェアが高いから、Googleもそれだけの金額を払うのだと思います。今のバランスが崩れると、この関係も終わる。
Appleにとって検索エンジンもWebも必要ではない。ネイティブアプリが代替となれば、Googleとの関係は邪魔なだけ。補完しあえるのは一時的であり、準備が整えばGoogleは用済み。ここ最近Microsoft社のBingが力を入れているとはいえ、検索エンジンの性能としては現状Googleと争えるサービスはないだろう。にもかかわらずGoogleがApple社デバイスの標準検索エンジンの座を(高額フィーを支払ってでも)確保したいのは、大多数のユーザーがスマートフォンのカスタマイズに疎い/積極的ではないからと思われる。
なおモバイルシフトが進む中で、世界全体ではAndroidのシェアが7割強。先進国ではiOSが強い(半数以上)国も多いが、いずれその割合は相対的に弱まるだろう。個人的には、現状のApple社との契約におけるGoogleの狙いは広告だけでなくユーザーデータの収集にもあると見ており、その観点でいずれかの時点でGoogle側から引き揚げるのではと見ている。
Apple社は過去にマップをめぐってGoogleと決裂した際は予想外に独自マップの品質を高めたが、検索サービスはUIではなくアルゴリズムが成否を握るため一朝一夕には追いつけない。iOSが新興国でのシェアを爆発的に増やさない限り、力関係は変わるように思う。
なおモバイルのOSシェアについては、(一次ソースまでは確認できていないが)以下の記事が分かりやすい。
(参考) 【iPhone VS Android】日本と世界におけるスマホOSのシェア率分析
https://xera.jp/entry/iphone-android-shareGoogleだけでなく、Samsungにも払っている。年間4兆ウォン、約4000億円とAppleより大きい金額、台数がSamsungのほうが多いゆえだろう。
台当たり単価についても考えてみる。TrendForceの昨年のシェア調査だと、Samsung22.8%、Apple15.3%なので約50%Samsungが多いが広告料だと33%程度の差、つまり台当たり単価はAppleが多少高いがそこまで大きな差はない印象。ただAppleのハイエンドが集まっている価値を考えれば、台当たり単価はもうすこしAppleが高くてもいい気もする。
https://newspicks.com/news/2434776