「ブラック企業は即刻辞める」が超重要な理由
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一般に理不尽な会社は多い。会社を理不尽でなくすことができるのは優秀な経営者だけです。しかし、経営者がダメで理不尽な会社は、理不尽であり続けます。ダメな経営者で理不尽な会社に長居は無用です。今いる会社が全てではありません。そんな会社で我慢するのは、貴重な人生の時間の無駄です。
先日、コメンテーターとして出演の機会を頂いたNHKクローズアップ現代プラス「週休3日」特集のインターネット上の反応を受けて、東洋経済オンラインに寄稿しました。
長時間労働大国ニッポンにおいて「週休3日」に対する反応は大きく2通り。「うらやましい!いいな!」というポジティブな反応と、「そんなん無理に決まってる」というネガティブな反応です。
中でも衝撃的だったのは「クローズアップ現代で週休3日のことやってるけど、うち月休3日なのよね」というツイート。月休3日まで行かずとも、建設業、運輸業・郵便業、サービス業に限れば「週休1日又は1.5日」という企業は未だに10%を超えているので、そういう働き方をしている人からすると、「週休3日」なんて夢のまた夢、なんですよね。
そうした「月休3日」的なブラックな働き方がまかり通ってしまう理由は大きく以下の3つだと考えています。
1.圧倒的な人材不足
2.従業員を私物化する経営者・上司の存在
3.どんな仕打ちを受けても従業員が辞めない
「辞めずに働き続けることが美徳」という価値観は、過労死を生む根底にも根ざしているもので、本当にややこしい。従業員を私物化するようなヤバい経営者には即刻三行半を突きつけることをオススメします。謎なのは、陸運業とか介護とか保育とか飲食とかのサーヴィス業の給料が未だに低く留め置かれている事ですね。
これだけ人手不足と言われる職種がなぜいつまでも低賃金のままなのか。
現状の2倍の給料とかになったら一斉に人手不足は解消されるのではないでしょうか。それで長時間労働は是正され、サーヴィス業でも休みが取れるようになる。
その分の給料の原資は人余りを起こしているホワイトカラーのリストラで補填すればいい。
肉体労働の方が、ホワイトカラーよりも自動化機械化の技術的ハードルが高そうに素人目には見えるんですよね。
ホワイトカラーは構造的にもっと大胆にリストラして、ブルーカラー系の職種にもっと人的リソースが流れ込む構造改革が必要と思います。
そういうマーケットメカニズムがきちんと機能しないのは何ででしょうかね。