ドル相場は過大評価、ユーロ・円・人民元総じて適正水準=IMF
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この報告書通りにいけば、ユーロ/ドルは上昇、ドル/円は横ばい、ポンドは急落リスクあり、という話になります。概ね賛同できます。ただ、為替市場の常套パターンとしてドル相場全体が(IMFの分析が正しいとして)全面安によりフェアバリューへ回帰するとして、果たして円相場が騰勢を強めずにいられるのか?という疑問はあります。
ドル相場が下落する時に円相場が横這いないし円安というケースは06~07年のような金融バブル絶頂時にドルも円も調達通貨であり尚且つリスク許容度の改善が著しかった「あの時代」くらいしか思い当たりません。今はその再現を想定できるような環境ではないというのが私の基本認識です。ドルが下がるならば円は上がる、という想定が無難ではあると思います。