【日本人留学生】「居心地の良さ」からの脱却。模索と新たな挑戦
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留学生×NewsPicksによる現地報告の第3回は、Yale-NUSカレッジで学ぶ日本人学生たちのストーリー。現役学生の中村優希さんによる記事です。私からは、学生さんたちが影響を受けた書籍をリクエストしました。三者三様で面白いです。
ちょうど1年を学び終えた学生たちが、リベラルアーツとは何なのかを体験を持って語ります。みなさん、敢えて飛びださなくても良いような環境にいましたが、その「居心地の良さ」を飛び越えて、知の格闘のためにYale−NUSで学ぶことを選びました。
バックナンバーはこちら。
頭脳国家シンガポールがリベラルアーツの名門イェールと組む理由
https://newspicks.com/news/2379837
【日本人教授】なぜ、イェール=シンガポール大に魅せられたのか
https://newspicks.com/news/2383795私たち三人は多様な経験に恵まれ、Yale-NUS College で出会いました。その決断に至るまでの過程、そして私たちがそんなリベラルアーツという環境の中でどのように過ごし、刺激を受けているのかについて書かせていただきました。
私は「アイデンティティの確立」という非常に曖昧な概念について触れましたが、私にとっての「日本人」という感覚は海外にいればいるほど確固たるものになり、日本で時間を過ごせば過ごすほどあやふやになりました。だからこそ、私の「アイデンティティ」を日本文化へ直結することは難しかったと同時に、自らを模索するために多文化との交流を深めるきっかけでもあります。
不思議と、三人とも「言語」という点に注目しているのは、やはりリベラルアーツ教育の中でのコミュニケーションの重要性が表されているのではないでしょうか。Yale-NUSでの次なるチャレンジにはいつもワクワクしています。
お読みいただきありがとうございました。お楽しみいただければ幸いです。実際行ってみて気づいた事として、シンガポールのトップの大学でも、先月までいたイェール大学などのアメリカのトップ大学でも、日本のトップ大学でも元々の頭の良さは変わらないのではないという印象を受けます。
ただ、アメリカ式の大学と日本の大学では制度、システムが違います。このシステムの違いが各方面に長けた学生を生むのではないかと感じます。学生はその制度の違いをよくみて自分が一番なりたい自分になれる教育を探すべきだと思います。
最後に、日本内においても多様な教育制度、システムがあれば、周りが行くから大学に行くという受動的選択ではなく、能動的で魅力的な進路選択できるようになると感じます。