フジテレビのドンが院政批判に答える
文春オンライン
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注目のコメント
放送の公共性を錦の御旗に、20%外資規制や、1/3以上単独株主が持てない認定放送持株会社制度を導入して経営者支配を盤石にした結果。そのくせ公共性など微塵もない戦後のどさくさで手に入れた一等地を所有するサンケイビルなどが稼ぎ出す構造を維持してる。強烈なロビーイング能力の成果ね。
(トップ含め全役員人事は)日枝ただ一人で決めた。
この一文だけもってしても強烈な違和感を持つべき本来内容で、院政どころか会社法違反レベルの独裁と言うべきでしょう。上場企業なのですから。
氏が代表権を持った期間の時価総額の推移の悲壮さをみるだに、この現象は経営学でいう「経営者支配」の典型でしょう。つまり株主構成がばらけていると、株主が委託する経営というガバナンスが効かなくなり逆に経営者が株主を支配する事を言います。
とはいえ上場企業の殆どは株主がばらけているわけで、ここまで極端化するのは、異様に長けたポリティクス能力に権力欲そのものが合致した人間がトップになった場合に起こるもので、これは古今東西、政党政治など含めて大組織においてまま起きる社会人類学的な現象なのだと思います。残念ながら、一般に、力のある経営者ほど、有能な次世代を育てないようです。そもそも、社長が次の社長を指名すること自体に非常に違和感があります。