ソフトバンク、米CATV2社と連合へ交渉 再編に布石
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以前も書きましたが、
これはスプリントよりも、
CATVからの視点の方が分かり易いと思います。
広大な土地である米国では、
何かしらのサービスに加入しなければ
テレビ放送が視聴できず、そのため、
サービスに加入することになりますが、
地上波放送と専門チャンネルが
必ずパッケージになっているため、CATVや衛星放送、
あるいはIP放送の世帯普及率は従来、9割を超えていました。
しかし、ブロードバンドサービスとそれに繋がる端末
(パソコン、テレビ、タブレットPC、スマートフォンなど)が普及することで、CATV・衛星放送にとって脅威となりつつあるオンデマンドサービスによって、
CATVは、2007年以降は減少し続けています。
米国における主要なプレイヤーは、
CATV事業者最大手のコムキャストを筆頭に、
衛星のディレクTV、そして衛星のDISH Networkが
続くわけですが、
CATV・衛星放送は、どの国においても免許制度で
成り立っており、
さらに外資規制もあるため新興国への参入が難しく、
DISH もその危機感から、
先般のソフトバンクのスプリント買収時に
名乗りを上げたという背景があります。
ケーブルテレビは生き残りをかけて、
手を打って来たということ
なのでしょうね。業界再編に前向きなトランプさんが弾劾されないうちに、スプリントの持ち分のかなりの部分をTモバイルに売る形での再編を実現し、身軽になりたいのが本心だろう。
ただ、今のままでは想定した価格で売れない。いろいろと付加価値を付けて売却価格を引き上げようとしていると見る。ソフトバンクが米国CATV業界に討って出たか。
孫さんは、駅前でYahoo!BBモデム配って国内CATVの持っていたブロードバンドインターネット市場への優位性を崩した、CATVにとっては因縁浅からぬ相手。彼が本場米国CATVに突っ込んでいく姿を見ることになるのはちょっと感慨深い。