医療費抑制へ官民連携、神戸市が国内初の「インパクト投資」始動
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注目のコメント
本件のインパクトは「アウトカム(成果)」に向けて行政予算を組むことができる点です。今は成果ではなく「活動」に予算がつけられています。
神戸市の元になったモデルは、呉市にありますが、全国に「劣化コピー」が広がっています。なぜか?それは、「似たような活動を安くやります」という事業者が入札で勝つからです。結果、「成果が出ない」という悪循環になります。
神戸市には、アウトカムを出すためのモデル化について、日本財団の工藤さんを中心とするチームが入り、これを防いでいます。ぜひ、他の領域・地域にも広がることを期待しています。良いところに目を付けたように思います。
糖尿病は、症状が軽いので放置されやすいのですが、長期的には腎症から透析になるし、他にも神経障害や網膜症などにも至る、かなり悪質な病気です。逆に、上手くコントロールできれば、医療費抑制効果はかなり大きいと思います。本日は、神戸市の糖尿病重症化予防SIBのプレスリリース、八王子市の大腸がん検診受診率向上SIBのテレ東モーニングサテライト放送と、個人的にはSIB一色の日でした。
2017年7月20日テレ東「モーニングサテライト」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/smp/wordbank/post_136633/
いずれも日本初の取り組みとしていよいよ本格的に動き始めます。
経産省モデル事業や厚労省モデル事業などもあり、今年はさらなる拡大を狙いつつ、十分な質の担保にもこれまで以上に取り組みたいと思います。