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潰れる会社に必ずいる「静かな殺し屋」の正体

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根回し、コンセンサスの取り付け…社内政治に長けた人が重宝がられる。

多くの大企業に多かれ少なかれある兆候です。

役員クラスが、こういう社内政治家を重宝するから人事部でも排除できないのが厄介なところです。
人事部権限の強い会社だと、人事部が社内政治家になったりしますし。
一番怖いのは「有能な敵(競争相手)」よりむしろ「無能な味方」ということですね。
「営業の最前線でアラームが鳴ったとき、それがちゃんと経営の中枢に届く仕組みになってることが大事。」

私はこれが最重要と感じます。これが機能していなければ、本稿で語られる他の要素も正常に機能しないでしょう。

しかしこの方、通産省(経産省)にこんな筋の通った人がいたのか、と感じる骨太感ですね。

若手ペーパーとか、それを自画自賛する次官のフワフワ感とは、大違い。

経産省って、こういうまともな人が辞めて、フワフワした人が残ってる。経産省自体が日本の産業を駄目にする「静かな殺し屋」の集団ではないか?
インタビューを受けておられる小城さんの著書「衰退の法則」。5月に出た本ですがとても面白い本でした。

何が面白いかというと。もうね。「社内あるある」に溢れてるんですよ。「え?これってうちの会社のこと?」的な。たとえばエッジの効いた施策がエッジの取れきったミドマネによって平凡な施策へと変えられる。それがまたエッジの効かない平凡な経営陣によって決定されいく。そしてそんな組織があたかも内在的な自律運動装置として継続してそんな施策と経営陣を生み出し続けていく。

どんな会社にもダメになる「兆候」というのが必ずあるんですね。この本で分析されている「社内あるある」がゼロという会社はほとんど存在しない。その「あるある」の「蓄積」がある時期に「閾値」を超えるとどっと会社がおかしくなり始める。そういうことなんでしょう。そしてそれを定量化できないのが辛い。

ある意味示唆的ですが「ゾッとする」分析でもあります。
優れた官僚であった小城氏は丸善の経営再建を果たされて、
その職を離れられたのでしょうか?
この本かなり刺激的そう。既にこの記事が既にぐいぐい刺さりますね。私もやってしまいがちなこともあり、反省しつつ、こうならないようにしないといけないなと思います。

【以下記事より引用しつつ、→以下は私のコメントです】

PDCAのC(評価)とA(改善)は犯人捜しと解釈されるからやらない。忌避される。だから成功・失敗、責任の所在がはっきりしない。→ヤバイと思うことは意見を言わねばですね。

自分の意見は控えて上の考えを忖度し、紙に落として会議を通す調整ができる人間。気が利くことが優先。上から見て便利なヤツ。「おお、そうだ。これが俺のやりたいことなんだよ」と褒められ、「はい、わかりました」とガーッと調整。→これ上手に出来た試しがない…

社内政治と根回しと人間関係で勝ち上がってきたから、戦略的思考がない。→根回しは大切な時もあるが、自分がやりたいことの為の根回しはする。

環境が安定しているときは誰も問題意識を持たない。→危機意識は経営陣が作り出す必要あり。

優良会社の人事部は、各部門に人を入れ、客観的な情報把握に努めている。有力者が子飼いを一本釣りで引き上げようとしても、人事部のほうが一人ひとりの客観的データを持っているので、チェックが入る。→こんな完璧な会社はないと思うな。

一生懸命ミドルが調整し、そのシステムに貢献したヤツが偉くなり──の循環。そんな連中だから社内政治力はあるけどリテラシーは低い。このサイクルが回っているかぎり直りようがないじゃない。しかも厄介なことに誰にも悪気がない。みんな愛社精神満載で、一生懸命仕事して衰退サイクルを回してる。だから一度回りだすとこれを止めることは難しい。機能しているのと、PDCAがちゃんと回っていて、データを基に論理的立案ができ、かつ実行した人かどうか検証してるから。→これを容認しない仕組みや経営陣が必要ですね。

経営陣が現場や現実を基にロジカルな議論を尊ぶという規範の存在。→ロジカルでなくても良いがバランスの良い議論と決める会議が大切!

雑談のテーマ。昼飯や夜の飲み会、たばこルームで、ダメな会社はほとんど人事の話。社内の人間関係とか。
さらに、幹部の話がちっとも論理的じゃなくて、持論と経験談、個人的感想に終始してるようだと、危ないですね。
→時間の無駄。会社にいる時間で成果を出す為に集中して仕事しないとですね。
おぉ。
本買お。
こうなれ、って教育されるよね。
なんだ、リアル殺し屋の話かと
ピーターの法則を回避する方法ですね。日々留意します。
・成功・失敗、責任の所在をはっきりさせる。
・予定調和的な意思決定を回避する。PDCAを回す。
・衰退惹起(じゃっき)サイクルに陥らないよう人事牽制機能を発揮する。
・営業の最前線のアラームを、ちゃんと経営の中枢に届く仕組みにする。

ピーターの法則(組織構成員の労働に関する社会学の法則)
能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される