日本の「知識偏重教育」がオランダに学ぶこと
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学びの一部分だけを短絡的に受け止めないこと。
教育の目的をどのように切り取るかにもよりますが、社会的な観点でいうならば、「未熟な子供達が文明や社会に追いつくために、また文明や社会の構成員がそれを更に先に進められるようになる為のもの」であると考えています。
まず、基礎となる言語・科学の具体抽象を行き来する能力とベースとなる知識があって、その上にようやくアクティブ・クリティカルなものや、PGなどの専門的なスキルが載って来るのだろうと思います。あくまでも基礎的な訓練は必要であり、そこは日本は依然として強く、OECDのPISA試験では今も昔も上位を保っています。
2015年度 OECDのPISA試験
・科学リテラシーがOECD全体で2位
・読解力がOECD全体で8位
・数学リテラシーがOECD全体で5位
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/03_result.pdf
以下でオランダと日本を比較して見ることができますが、Aveだと圧倒しています。
https://www.compareyourcountry.org/pisa/country/nld?lg=jp
教育の結果が、実際に国家集団の成果として現れて来るのは、10-20年度になるのかもしれませんので、それがどう出るかはわかりませんが。
ここまで基礎的な能力養成に置いて日本は優れているという事実を示してきました。
その上で、アクティブラーニングを入れていく必要があることは事実です。
留学経験者からよく聞くですが、言語のレベルではなく、アクティブ性やクリティカル性で外国人に劣ることを強く実感したという声が確かによく聞こえてきますので。
何がしかの手立てが必要です。
ざっと発散しておきます。
一つ目は、大学受験内容の各科目の不要部分を削ること。
二つ目は、一斉授業をオンラインで巻き取ってしまい、学びの生産性を上げ、空いた部分にアクティブな学びをカリキュラムとして挿入すること。
三つ目は、入試制度自体にアクティブ要素を試されるものを明確に逃げられないように入れること。
四つ目は、本来大学の学びを、アクティブ・クリティカルな部分を身につける場所として小明確化してしまうこと(特に文系)。
くらいかなと思います。【東洋経済オンライン】オランダのイエナプラン教育。日本とは多くの点で異なる教育方法ですが、「何が」「どう」違っているのか。そして、それらの違いは、子どもたちにどのような効果をもたらすのか。
オランダにある学校を視察してきました。その時のレポートをもとに、みなさんと一緒に考えていければ幸いです。個人的には暗記や詰め込み、知識偏重のステージを経ないでアクティブラーニングに勤しんでもその実が伴ってこないケースがあるように思います。そもそも詰め込まないで得られる知識は限定的に思うのですが、、、古い考え方かもしれませんが。