この連載について
成功する企業には「優れた戦略」がある。優れた戦略の条件は「そこに思わず人に話したくなるようなストーリーがあるかどうか」と説く楠木建教授。本連載では、「戦略ストーリーの達人」たる経営者との対話を通じて「稼ぐ力」の中身を解明する。


時価総額
6.85 兆円
業績

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「楠木 競争戦略を一言でいうと、他社との違いをつくるということ。すなわち、みんながいいと思う方向に行った時点で戦略としては筋が悪い。何かやろうと思ったときみんなが自然に賛成するようであれば、もうその時点で終わっていると。
そこが「戦略のジレンマ」で、このジレンマを乗り越えるところに戦略の本領がある。」
ヒトは過去から学びますが、同時に過去に囚われるわけです。
その影響を排除するための戦略とは、未来を見るために、その囚われがちなバイアスの逆張りをする戦略に他なりません。
<バイアスの逆張りをする人>
・過去や周りを見る→バイアスを探す→それに気づく→それの逆張りをする。
ここでは時に「自分がバイアスに囚われている」と気づく瞬間がありますが、それが興奮の最高潮です。
なるほど、みんなここでバイアスに掛かるのか!と。
これは、なんでも天邪鬼な人とも違います。
<なんでも天邪鬼な人>
・周りを見る→それの逆張りをする。
これでは当たるかどうかはクジのようなものです。違いはほんのワンステップですが、打率が随分変わります。
しかしそのバイアスの逆張りを組織で推進しようとすると、まさに「戦略のジレンマ」になり得ます。「何かやろうと思ったときみんなが自然に賛成するようであれば、もうその時点で終わっている」という楠木先生のご指摘を乗り越えるためには、スタートアップと言えども簡単ではありません。
人類を進化において、逆張り思考って凄く大事なんだなぁ、と思うんです。
全4回の連載、最終話です。
片足滑らせる体験にも、深く共感しました。
今週は月曜から脳みそが喜んでいるのを感じます。
本文)女性の「かわいい」の判別能力の高さです。彼女たちはまったく見たことのない形に対しても、瞬時に「かわいい」か「かわいくない」か、判断できます。
林さんの構想したコンセプトは、「コスト低減のような機能的な目的ではない」「言語的コミュニケーションではない」というように、この点でとても明快です。
それ以上に大切なのが、コンセプトは「普通の人間の本性」を鷲掴みにするようなものでなければならないということ。
人間の脳は大脳新皮質と大脳辺縁系の相互作用なので、そこに訴求するデザインを提示できれば、人間の活動は高まるはずですね!
アートの部分もだいぶAI化が進んで来ているようなので、このアプローチがうまくいくか、非常に楽しみです。
男女の新しいものを見た際の反応の差が興味深い。
ぬいぐるみ選び、ロジカルな男性が工業上のばらつきと表するものに女性は運命を感じている。