VALUとは何か?【すごく分かりやすく説明してみた】
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VALUとは?という解説記事がここ最近溢れていたけど、その中でも群を抜いて超わかりやすい、VALUとは?解説記事。クラウドファンディングとの違いが明確になってることと、やはり最後は握手会だろういうキラーコンテンツのあたりが、納得。
一番重要だと思うのは「優待」と言われるものが、永続性があるもの(なはず)という点。そうでなければ、一度きりのサービスのオークション市場と変わらない。当たり前だが、一回なのか複数回なのかで、サービス価値は全く違う。
にも拘わらず、上場廃止になったときの権利などの整備がされているように見えない点が、個人的には少なくとも金融商品・金融類似商品としては不十分だし際どいと考えている点。
https://newspicks.com/news/2336208?ref=user_100438
ちなみに、会社というか法人格は永続すべきかはともかく、永続可能な形態。一方でVALUは人といういつかは死ぬもの。価値計算を本当にできるのであれば、基本的に時間がたつほど価値が下がる性質(償還される負債ではないし)。持続的に持つと損する商品性質を内包している。発行体としては上場ゴールを目指すか、それとも長期的な自分自身の研鑽と優待を通じたバリューアップを目指すのか、また購入者はアービトラージを狙うのか、それとも長期的なコミットメントを図るのかによって、その人の個性と思想が表れますね。
長期目線でバリューを上げていくという観点では、インディーズバンドなんかとは非常に相性が良いと思います。ライブへの優先招待等、優待も設計しやすいですしね。
現時点ではまだ時が経っていないので、上場ゴール、アービトラージに目が向いてしまいがちなのは仕方ありません。市場は最初、投機熱から盛り上がるものですからね。
「長期感」を醸し出せるまで(3年くらい?)、サービスが致命的なトラブルなく運営を続けられるか、廃れないか、刺されないか、そこがポイントでしょう。
運営側としては、あまり株式とのアナロジーで説明せずに、あくまでファンクラブ的な支援の一形態であるという説明をした方が穏便に事が運ぶのでしょうが、それだと一般からは理解しづらいのが難しいところ。
株式との違いで言うと、人間には寿命があるという指摘はその通りですが、そもそも私は株式市場における「ゴーイングコンサーン」というお題目は幻想だと思っています。だいたい、人間の平均寿命より長く続く会社なんて世の中にどれだけあるのでしょうか。
逆に、発行体の寿命を気にしなければいけない程度にVALUが存続していれば大成功でしょう。
買い手のリスクとしては、発行体の飽きやすさ以上に、ビットコインの価格変動やVALUのサービス存続の方が、より大きいんじゃないでしょうか。
参加者がリスクを理解して参加する限りにおいては、ICOにしてもVALUにしても、私は非常に面白い社会実験だと思います。