• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

メガバンクが地銀に「住宅ローンを販売」する不思議

ダイヤモンド・オンライン
214
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • badge
    東洋大学 教授

    第一に、ローンパーティシペーション(以下「ロンパ」)という仕組みは近年開発されたものではなく、20年の歴史を持つ伝統的手法である。通常は、保証に似た形態で、信用リスクを移転する対価として保証料のようなものを支払う。信用リスク売却者が借入人から受け取る金利の太宗を、移転先に支払う。

    第二に、住宅ローン債権を証券化したり債権譲渡すると、売却代金という無用のキャッシュが入ってくるが、ロンパの場合は元本のキャッシュが動かない。したがって、預貸率6割台で要らないキャッシュを抱えている銀行としては、ロンパのほうが使い勝手がいい。

    第三に、現在見直しが進められているバーゼルⅢのリスクアセット改革の影響ではないか、という見方もあるが、全面否定は出来ないものの、リスクウエイトの低い住宅ローンをやるよりは、中小企業ポートフォリオなど法人貸出を手掛けるほうが効率的に自己資本比率対策ができるので、この点は疑問が残る。

    最後に、ではなぜかという点。資産は減らないためROAは向上しない。リスクアセットが減少した分自社株買いを行えば、ROEは改善するが大きな改善は見込めない。RORAはちょびっと改善するがその程度。
    とすれば、本質的にリスク管理上の問題ではないか。今後金利上昇があれば、変動金利型住宅ローンのデフォルト率が上昇する。かなり長期的な視点からのマネジメントと推測する。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    昨日Pickされていた、①のJ-REIT向け融資の証券化→地銀等への販売だろうか?なぜこういった取引をするかという点で、記事に「リスクアセット」への言及があるが、②でのAkiさんの「RORA」についてのコメントも併せてオススメ。
    https://newspicks.com/news/2346130
    https://newspicks.com/news/2343815


  • badge
    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    「先進的」で案件組成力が高い米銀なぞは、貸し出しをアレンジして手数料を稼ぎ、融資残高とリスクは他の銀行に拾わせるということを遥か昔からやっていました。バランスシート(資産残高)を小さく抑えて資産収益率(ROA)を高めれば褒められる。デリバティブなんかを組み込んで複雑な仕組みを作り、リスクリターン関係の評価力の低い先に高く売り込めれば万々歳。
    一方、貸出残高、預金残高の大きさがステータスの日本の銀行にでは、折角積み上げた融資残高を他に譲るという発想が働き難い。
    銀行規制でバランスシートの圧縮を迫られ、マイナス金利で利鞘が落ち、世界的な金利上昇で貸し倒れリスクの高まりが見込まれて、流石に資産を圧縮してROAを高める方向に舵を切り出した、といったところでしょうか… この先、どんな仕組み商品が出てくるかが「楽しみ」です。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか