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とても楽しみな連載。毎日25億人という、世界中のどの国家もリーチできない人数に接している企業トップとして、社会や課題をどう考えていらっしゃるか。
今日の記事では、そもそも先進国に生まれたことがラッキーで、だからこそ世界のために尽くす使命があるというのは、とても視座が高い考え方だと思った。こうやって数字に落とし込むことで、日々当たり前と思って認識していないことを、認識することはとても重要。
ハーバード・ビジネススクールのケーススタディでも取り上げられた「伝説の経営者」であり、世界有数の消費財ブランド、ユニリーバのCEOであるポール・ポールマン氏。

世界金融危機の影響で同社の業績が落ち込んでいる最中にCEOに就任。8年間で時価総額を2倍以上に引き上げた立役者だけあり、リーダーとして、世界平和に向けた視点が深い!!

(抜粋)

ポールマン氏のビジョンは、「環境負荷を減らし、社会に貢献しながら、ビジネスを成長させる」というものだ。

・世界中のどの国家も、毎日25億人にリーチすることはできません。人口が多い中国やインドの政府でも不可能です。
ビジネスやブランドの持つ力を社会のために使えば、必ず世界をよりよい方向へ変えることができます。そうすることが私たちの責任。

・私は幸運にもオランダで生まれました。蛇口をひねるといつでもきれいな水を使うことができ、トイレもありました。食べるものにも困らず、教育も与えられました。私は宝くじに当たったのです。それは皆さんも同じです。
このような生活を送ることができるのは、世界の人々のうち、たった2%だけです。好きなことができるということ、たとえば大学に通って母語以外の言語を学んだり、仕事を自由に選んだりできることは、とても幸せなこと。

・宝くじに当たった以上、皆さんには残り98%のために尽くす使命があります。そうしなければ、世界はうまく回りません。


世界に横たわる3つの課題:

1つ目は、グローバル・ガバナンスの問題(国境を越えた問題を解決するに当たって、誰が解決の主体になるかという問題)です。
現存するグローバル・ガバナンスの多くは、1944年にブレトン・ウッズ体制下で作られました。グローバル・ガバナンスは第二次世界大戦直後のままで、現代に合わせて調整されていません。

2つ目の課題は、地球の境界(プラネタリー・バウンダリー:その境界内では人類は将来世代に向けて発展と繁栄を続けられるが、それを越えると急激で取り返しのつかない環境変化が起きる可能性があること)についてです。
気候変動が続けば、2030年までに1億人以上が貧困に陥るとも言われています。

(…)

明日が楽しみ!世界平和を願い個々人が立ち上がりたい!

STAY GOLD!!
ポールCEOは、社内で歩くバリューと呼ばれているそうです。それも納得の名演説で、痺れました。後半の早稲田大学生との質疑応答も中身が濃いので、最後まで是非お読みください!
「ビジネスやブランドの持つ力を社会のために使えば、必ず世界をよりよい方向へ変えることができます。そうすることが私たちの責任だと考えています」

こう明言しているところが、さすが世界のリーダー。松下幸之助の「会社は社会の公器である」にも通じる思想。その結果、自社の成長にも繋がるもので、自社の利益追求が先行しては成し遂げられないものがたくさんあるのだろうと想像します。
>私が恵まれた生活を送れているのは、宝くじに当たったようなものです。つまり、運です。ひょっとすれば私も、サハラ以南のアフリカやシリアで生まれていたかもしれません。

いや~、一時的に状況が悪いシリアはまだしも、9割は紛争もないサハラ以南のアフリカ54カ国に生まれた人をいっかつして不運だと断じるのはいかがなもんでしょう。アフリカでもマーガリン売ったりして稼いでいるのに、アフリカに生まれなくてわたしはラッキーだったと受け取られる発言をCEOがしていると知ったら、アフリカの人怒るのでは。。

個人的には、どのような環境に生まれたとしても、その環境ならではの苦しみがあるので、ラッキーともアンラッキーとも思いません。
成長と持続可能性を同時に実現するCSV/CSR経営の先駆的存在の同社ですね。イノベーションとサステイナビリティをどう継続しているのか。環境CSR経営と、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンス、知財技術人材管理をどんな仕組みを作っているのか。本質を知りたいです。

経営者と従業員の考え方のベクトル合わせは一筋縄ではいかないはず。自由闊達な意見交換・意見具申ができる仕掛け、実効性ある計画策定プロセスの構築をするためのPDCA管理手法が語られるといいですね。
下記は24歳ではじめてタイに赴任して以来、常に思い続けていることです。

会社のローカルメンバーの10倍以上の給与をもらっている自分は、メンバーの10倍以上のバリューを出せているのか。

単に宝くじに当たったからとラッキーチェアに座るのではなく、せめてタイの社会に対して給与差分の価値は届けられるようにし、そしてメンバーにもその方法を伝播して給与を上げる手助けをしたい。

ずっとそのように考え続けています。

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私が恵まれた生活を送れているのは、宝くじに当たったようなものです。つまり、運です。ひょっとすれば私も、サハラ以南のアフリカやシリアで生まれていたかもしれません。

私は幸運にもオランダで生まれました。蛇口をひねるといつでもきれいな水を使うことができ、トイレもありました。食べるものにも困らず、教育も与えられました。私は宝くじに当たったのです。それは皆さんも同じです。

このような生活を送ることができるのは、世界の人々のうち、たった2%だけです。好きなことができるということ、たとえば大学に通って母語以外の言語を学んだり、仕事を自由に選んだりできることは、とても幸せなことなのです。
ノブレスオブリージュ。あらゆる日本人が意識したいことです。
"私は幸運にもオランダで生まれました。蛇口をひねるといつでもきれいな水を使うことができ、トイレもありました。食べるものにも困らず、教育も与えられました。私は宝くじに当たったのです。それは皆さんも同じです。
このような生活を送ることができるのは、世界の人々のうち、たった2%だけです。好きなことができるということ、たとえば大学に通って母語以外の言語を学んだり、仕事を自由に選んだりできることは、とても幸せなことなのです。

そこで私から皆さんにシンプルなお願いがあります。宝くじに当たった以上、皆さんには残り98%のために尽くす使命があります。そうしなければ、世界はうまく回りません。"
超大量消費の世界的企業CEOが見つけた解答を早く知りたい!楽しみな連載!
「自然は本来循環するものです。自然は何も無駄にしません。それなのになぜ私たちは、これほど無駄の多い消費パターンを生み出してしまったのでしょうか。」
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。

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