【投資日記】「チャート分析」は「占い」か?
NewsPicks編集部
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注目のコメント
小幡さん流の現代ファイナンスと行動ファイナンスとチャートとの関係の整理は、面白いと思います。
私見としては、(市場効率性が完全ではないのは明らかですから)市場参加者の集団心理が凝縮した果実であるチャートは情報的価値は認められますし、過去のチャート態様による類型化も意味がないとは思いません。古い・古くない以前にチャートなのか、ファンダメンタルズなのか、それ以外なのかは取引する人の信条に関わってくる部分があるので、あまり是非を断じようとしない方がいいように思います(私はチャートは後追いだと思っている方ですが、これは職業柄、当たり前の話であり、それを信じて真摯にトレードされている方も沢山いるのは存じております)。
市場参加者の中に「チャート分析」を信奉し実際に利用して取引をする向きが一定数以上いる限り、チャートに理論上の裏付けが得られなくとも値動きに影響は与えられていると考えるのが自然な受け止め方なのでしょう。
ただ、各々がチャート分析をどう捉えるか、つまり信奉するかしないか、実際に利用するかしないかというのはそれぞれの判断に当然委ねられているもので、それで良いしそうするしかないかと思います。
結局のところ自分で試してみない限りは自分に合った投資手法を見極めることはできないということでしょう。畳水練では評論はできても投資をできるようにはならないと。