「一流大学よりも入るのが難しい学生寮」の可能性
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記事でかかれているタイプの寮とはちょっと違うのですが、私は学生時代の四年間、栃木県浦和学生寮というところに入っていました。埼玉大学のすぐ裏にありました。
栃木県出身者の男子のみという限定ですが、いろいろな大学や専門学校に通う寮生と一緒に暮らしたことは、よい経験になりました。
文字通り「同じ釜の飯を食う」生活をし、風呂場大浴場で一緒に入る。自然と寮生たちとは、学校で会う友達以上の深いつきあいになります。資格試験に励む寮生がいれば励まし、大きな悩みを抱えた寮生がいればみんなで解決策を話し合ったり、どうにかなるよと飲みに行ったり。
この寮は今はありません。同じお金を使うなら、奨学金にした方が広く浅く行き届きやすいという県側の判断がありました。それは理解できるのですが、寮での「深さ」は何者にも代え難く、うまくやれば郷土を引っ張る人材としても活用できるはずです。確かに学生時代の寮生活は、一生ものの仲間との絆ができ、また多くの刺激が得られる。是非実現してほしいです。
これに近い視点で運営されているのが「チェルシーハウス」。
http://chelseahouse.org
こうした事例があちらこちらで生まれてきてほしいです。高校、大学(合宿所)、社会人と3−4−4=11年の寮経験は、いずれも思い返すと、学びが多かった。
人生いかに多くの経験を、若いうちに積むことが重要か、その後(寮を出てから)痛感していますので、小山氏の意見には大賛成です!
学校の表面的なカリキュラムよりも、環境体験から学ぶ潜在カリキュラムをいかに計画的に盛り込めるかが、学生寮の成功を分けると思います。
イギリスパブリックスクールのように、「長い歴史(伝統)がある優秀な学校」で教育を得られる機会を
・高価な学費ではなく
・全寮制(寄宿学校)で 提供する教育機関が増えるといいですね。
海外のビジネススクールで揉まれた20代、30代が、視野が広くなって帰ってくるのを見ると、年齢は関係なく、寮経験できればいいなと感じます。