「アルバム」が音楽業界から消えるかもしれない未来
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ジャズギタリストのパット・メセニーは、グラミー賞20回受賞するなど、コンテンポラリーな音楽シーンでなくてはならない存在だが、ネット時代に楽曲が細切れに消費される状況に危機感をもっているといわれる。2006年にリリースした『The Way Up』は、70分を超える長さだが、メセニーは「これは一曲だ」と主張している(CDとしては便宜上4つのパートに分かれているが)。じっくりと音楽と向き合ってほしいという思いが込められたこのアルバムを聴く時は、こちらもできるだけ入口から出口まで邪魔されずに、一貫した世界観に浸っていたい。
今の時代は、CD、雑誌、本といったパッケージ化されたコンテンツを「アンバンドル」する方向性が顕著だ。AIが浸透すれば、この傾向は、パッケージコンテンツ以外のあらゆる領域にも広がるともいわれる。しかし人間はアンバンドルしたものを、新しい編集方針でバンドルしたくなるものだ。新しい世界、新しい物語は、入口から出口まで、起承転結のある一貫したコンテンツでなければ理解がむつかしく共感を得られない。このForbsの記事で出てくる「ミックステープ」「プレイリスト・プロジェクト」「カプセル」といったものは、新しいバンドルの仕方だと思う。それらは、どのような新しい物語世界を体験させてくれるのだろうか。ちょっと強引な推論ですね。
確かに今後はユーザーや場合によってはAIがプレイリストを作ってそれを楽しむ時代がメインになるとは思いますがアーティストからのメッセージとしてアルバムの価値は衰えないと思います。
追記
ユーザーはプレイリスト、シャッフル、などなど曲順を自由に変える事はできますしそれはとても便利な事ですが多くのアーティストはアルバムの曲順にこだわり、曲間を0.1秒単位で考えています。それはそれでアーティストとしての表現の一つとなっていると思います。今も昔もリード楽曲は大事という事、昔ならそれをシングルレコード(EP、8cmシングル、マキシシングル)が担ってきた訳だが、ストリーミングの時代はミックスコレクションというプレイリストの名の元、少ない収録曲のリード曲または、ベスト曲集で、バイラル効果の高いSNSなどとの連動で再生数を上げて、マーケットに行き渡った頃に所謂オリジナルアルバムをリリースする手法。
至ってオーソドックスだと思います。
僕なら、一曲5分以上の作品をクラシックの様に交響曲シンフォニースタイルにしてアルバム一枚聞かないと世界観が完結出来ず、理解出来ない叙事詩の様なポップロック作品を作りアルバムは不滅である事を証明したい。というか今実はそのモノを作っている。曲間の繋ぎが、所謂カットアウトもフェードアウトも無いループになっています。