「栄養ドリンク」各社相次ぎてこ入れ、姿消すかつてのキャッチコピー
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最近でこそカフェイン飲料としてのエナジードリンクが世界的に流行っていますが、栄養剤というくくりで考えると、本当に日本人はドリンクが好きだなと思います。
それはタブレットサプリメントによる機能性のコスパよりも、「飲む」という行為やダイレクトな苦さなどの、より「効きそう」という気分的・心理的効果が重視されているからでしょう。恐らく、「もっと頑張らねば」などの社会性ストレスが大きく影響しているのではないでしょうか。
リポD(大正製薬)のCMが1人ではなく必ず2人であることもその心理を表しています。独り作業ではなく、あくまで連携プレーをうまく進める為の「ファイト一発」。アリナミン(武田製薬)の「目・肩・腰」というキーフレーズも社会ストレスを想起させます。リゲインの「24時間戦えますか」もあくまで企業人としてという文脈にあるように思います。
かつて所ジョージがCMした「ゼナ」(大正製薬)や、タモリ→イチローがCMした「ユンケル」(佐藤製薬)は、より「個」に着目したマーケティングですが、どちらかというと生薬配合の上位シリーズとして受け取られ、風邪など相当体調が悪い時に飲むものとしてのイメージが定着しています。
レッドブルの「翼を授ける」というコピーは、まさに「個」の自由をもたらす力として描かれており、強い社会性ストレスから寧ろ脱却する方向性を感じさせるものです。そして、そこからエナジードリンクブームが生まれ、広い意味ではエナジードリンクよりも強いカフェイン飲料飲み場であるスタバもその中に入ると思います。
https://newspicks.com/news/2302100/
女性向けや若者向け、カフェインレスなど現代的な新シリーズに多様化しましたが、エナジードリンクブームで栄養ドリンク業界も新たな方向性のコンセプトを出さざるを得なくなりました。
ベンチャーやフリーランスが増えていくだろうことを考えると、再び「24時間(独りで)戦えますか」というコピーに戻ってもよい気もします。
某コンビニチェーンのエリアマネージャーに聞きましたが、「1000円ユンケル」の売り上げはコンビニ経営のバロメータになっていて、これがやけに売れている時は、支店長が売り上げ貢献のために自分で買っている可能性が高いとのこと。
正露丸の新商品が51年ぶりというのもすごいですね。栄養ドリンクの「リポビタンD」や「リゲイン」の顧客がシニア層にシフトし、若者のテコ入れを目指しブランドイメージを変えようとしている記事。若者は同じような効能と味のエナジードリンク「レッドブル」や「モンスターエナジー」を飲んでいます。この構図を私達も3,4年前に注視していました。大手ビールとクラフトビールの関係にとても良く似ているからです。大手ビールメーカーもあの手この手で若者にビールを飲んでもらおうと手を打っていますが、なかなか若者には刺さりません。でも若者はクラフトビールは手に取ります。栄養ドリンクも同じ結果になると思います。何が若者にとって魅力なのか、根本を見る必要があると思います。
本気で集中しているということを前提にすれば、人間の集中力など一日の法定労働時間以上も続きません。
一番の栄養ドリンク。
それは「睡眠」です。
【追記】
Nakatsuさんk.Akiさん、「愛」も大事ですね!
ってそれバファリンですね(笑)
【追追記】
間違えた、バファリンは「優しさ」でした(笑)
でも優しさも大事ですね!
「睡眠」「愛」「優しさ」それぞれ1/3の純情な感情は空回りです。