この連載について
今、中国のIT系企業が世界を舞台に急成長している。孫正義が見出した起業家ジャック・マーが率いるアリババ、そして、13億人をキャッシュレス生活に導くテンセントは、時価総額で世界トップ10入りを果たした。ファーウエイ、レノボ、シャオミといった多数のユニークな中国IT系企業も勃興し、世界市場で存在感を強める。本連載では、特に注目すべき中国IT企業をピックアップし、その特徴を解き明かし、日本企業や日本人はどう向き合うべきかを考えてゆく。
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Baidu is the largest internet search engine in China with 84% share of the search engine market in September 2021 per web analytics firm, Statcounter.
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バイドゥは中国での検索大手ですが、ビジネスモデルに限界が見えつつあり、今、方針転換をし始めています。そのうちの一つがAI開発であり、バイドゥとしても立て直しがかかる重要な事業です。
政府が使う予算も半端ではない規模です。
連載「中国ITジャイアント」のバックナンバーはこちら
https://newspicks.com/user/9467
国家レベル
・中国では最先端技術を利用した犯罪予測、国民の監視、ネット検閲、誘導ミサイル開発などの計画が進められている。
・中国政府は巨額の資金を投じてAIの開発を後押ししている。
これまで複数の研究プログラムへの資金援助に加えて、新たに数十億ドル規模のイニシアチブを立ち上げ、月探査プロジェクトやスタートアップ、学術研究を支援する見込み
・中国当局は今、過度なトップダウン支配の問題について、トップダウンで是正を図ろうとしている
企業レベル
・百度やテンセント、滴滴出行といった中国のテクノロジー大手に加えてスタートアップも米国にAI研究所を開設している
・中国の投資家たちは過去半年の間に米国のAI企業51社に、総額7億ドルの出資を行っている
優秀な若手に、トップダウンでAIプログラミングを教え込み、Silicon Valleyでネットワークを築かせ、最新技術をキャッチアップさせて、猛烈競争させているようです。「トップの示す方向性が正しいなら、トップダウンモデルは最速で発展する国家・産業モデルである」を地で行っているかのようです。AI開発の先に中国の雇用、仕事の内容がどうなるのかも含めて、注視していきたいと思います。
【松尾豊】AI大競争。日本のチャンスは「料理」と「お片付け」https://newspicks.com/news/2281889/
【松尾豊】年俸3000万円。AIがもたらす「新たな下克上」 https://newspicks.com/news/2281906/
「中国の投資家たちは過去半年の間に米国のAI企業51社に、総額7億ドルの出資を行っている」←新しい戦争の形、以前は司令官が軍人を率いて相手国に乗り込んでたけど、今は実業家が資金を持って相手国の企業を買収や投資する時代