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脳を真似る必要があるのか?
脳は、人類進化の過程で、必要な方向に進化してきたはず。それをなぞる必要は無いと思う。現時点で最良のものを作れば良い。
P.S.
たとえば、脳には様々な「錯覚」を産むメカニズムなどが組み込まれている。限られた能力で最大限の効果をあげるため、ライオンのように見えるものはライオンだと錯覚するように出来ているのだ。
そこまで真似しなくても(笑)。
こうやって獲得された汎用型のAIのネットワーク構造が、人間の脳と同じように機能ごとに領域が分かれていくのか、とか気になります。
AIは近い将来、「脳」よりも、生物の身体知を研究し、模倣していくのではないだろうか。

「創発」の研究分野のひとつである生物学では、「自己組織化」を研究し、人間の機能は大脳以外で運動がコントロールされていることが明らかになったといわれる。AIも、極端な分散処理のネットワークとしていったほうが、人間社会の複雑系の処理には適合するかもしれない。

また、たとえばイワシの群れがひとつの生命体のように動くのは、実は、近接する個体同士が単純な2つのルールだけで行動する結果生まれる「創発」であるという。生物を模倣するのであれば、AIもIoTと連携し、単純なルールの処理を膨大なネットワークでつなぐことで、大きな「創発」を生む可能性があると思う。
この連載について
政治、歴史、遺伝学からAIまで、各学術分野の研究は、ビジネスにも有用な知見を提供する。しかしその最先端では、むしろ「わかっていないこと」の方が多いはずだ。そこで本企画では経営学者・入山章栄氏が、各分野の最先端の研究者と対談。それぞれの学問はいま「どこまで何がわかっていて」「逆に何がわかっていなくて」「ここから何をやろうとしているのか」を議論し、「知のフロンティア」からビジネスパーソンが学ぶべきことをあぶり出していく。