ロボット手術 TVゲーム世代の30~40代世代に名人が多い
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注目のコメント
表題はただの煽りで事実ではないですね。
手術はよほど特別なものでない限り、ごく普通の器用さがあれば良いです。それよりも大事なこと(知識、経験、気持ち、チームワークなど)はたくさんあります。
ロボット手術は、現在、前立腺全摘と腎癌部分切除にのみ保険適用が認められており、もはやロボット手術をやっていない施設でないと症例が集まらなくなっています。来年度の改定で胃癌に適用が拡がると考えられており、(私もですが)全国の主要施設の消化器外科で導入準備が進んでいます。
従来の鏡視下手術(および開胸・開腹手術)よりも優れている部分は、関節機能による自由度の高さ、モーションスケーリングによる緻密さ、高解像度3Dカメラによる視覚の良さです。一方、欠点は、高コストと触覚がないこと。
現在、消化器外科の手術の過半数は内視鏡手術ですが、今後はロボットに置き換わっていく流れなのは間違いないと考えています。下記の論文は、「ゲームユーザーの外科医は、より腹腔鏡手術をスピーディかつ正確に行えることが今回の調査では判明した」という趣旨のものです。数年前ラジオのニュースで取り上げていました。
「The impact of video games on training surgeons in the 21st century.」Rosser JC Jr, Lynch PJ, Cuddihy L, Gentile DA, Klonsky J, Merrell R.,Arch Surg. 2007 Feb;142(2):181-6; discusssion 186."日本では前立腺がんと腎臓がんの部分切除が保険適用となっており、医療ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術が盛んだ。"
健康保険適用が出来ない部位もまだあるようですが、近い将来に期待します。