残業しろは嫌だけど、残業するなも困る日本の本質
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残業時間を規制するというのがどうにも対症療法に見えて仕方ありません。
ドラクエとかFFなら徹夜してでもハードワークを厭わない若者が、仕事だと、俄然モチヴェイションを失ってしまうのは、仕事がつまらなくて、苦痛で、やらされ感があるからでしょう。
では、どうすればやらされ感を取り払う事ができるかと言うと、私は真の意味での裁量を与える事ではないかと思います。
極端な事を言えば、ひとつのプロジェクトを全部一任する。
企画立案から実行、関係各所の折衝から、事業に必要なカネもファンディングとかファイナンスで自分でかき集めさせて、全部自己責任でやらせてみる。
成功したら莫大な報酬を得て、失敗したら債務を弁済させる。信賞必罰。
まあそこのルールを規定するのは事業ごとに変えればいいと思いますが、自分が組成したプロジェクトでそれが楽しくなれば、ハードワークも厭わないんじゃないかなあ。
もちろんこれは上級者向けで、そうでない若者もいっぱいいるのでしょうが、とにかく「放任」で自由に遊軍的に真の意味で裁量的に働ける時、人は残業時間を気にしないと思うのです。
優秀な人間は「放っておく」というのは重要なマネジメントではないかと思います。