バルミューダのこだわりの製品開発に見る「人生の拓き方」
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「寺尾氏は、数年後の素晴らしい日々を待つのも、将来の計画を立てるのもいいが、『今日がお祭りの当日であり、今がフィーバータイムの真最中ということを忘れるな』と説く。生きているうちにどうしてもやりたいことがあるなら、今日始めろ、というのだ。」
はじめてバルミューダの製品(炊飯器)を買った。アップル製品に通じるデザイン、炊き方の独特のやり方(二重の窯)に見る独自性、3合までしか炊けず保温機能もない潔さなどに触れていると、ただの炊飯器が「物語」を語っている気がしてくる。寺尾氏のライフストーリーの記事を読み、開発者自身が祝祭的神話世界を生きていると知り、これが「ただの炊飯器」でない理由の一端がわかった。バルミューダ創業物語は、「生き方way of life」がビジネスになる時代が始まっていることを象徴している。バルミューダの製品はすてきだ。
おそらく何百億の市場に向けて製品を作るのでは無く、自分と同じ感性や感覚を持っている人に気づきをあたえ、欲しいと思わせる製品だ。
基本は既に普及している商品。それであるが故に、逆に市場に突出した製品が無い。
だから、逆にこだわりのメッセージが顧客に突き刺さるのでは無いか。
それをやろうと思い、やり遂げてしまう情熱に感動する。
「毎朝鏡に映った自分に"もし今日が人生最後の日だったとしたら、今からやろうとしていることをするだろうか"と問いかけてみろ」と。そして、もし"No"という答えが何日も続くようなら、「生き方を見直せ」。
この考えは非常に大事だ。「毎朝鏡に映った自分に"もし今日が人生最後の日だったとしたら、今からやろうとしていることをするだろうか"と問いかけてみろ」
これは、ハイデガーの根源的時間の概念ですね。
人間は死を意識することで、生きることに必死になるのである。