【SPEEDA総研】社会を支えるデータセンター、持続可能性への課題
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データーセンターについては、かなり調べたが、やはり肝心なことが調べられれていない。いろいろな調査会社の予想やデータを使うのはいいが、それぞれの整合性を分析していない。これでは、自分のものとして、予測ができない。マスコミのレポートならいいのかもしれないが、私が調査部長なら、認めない。予測ができない、ということは、分かっていないということだ。予測で、何が需要の上で、最もクリティカルか。何が供給でボトルネックか、わかる範囲で、前提をおいて、関係を分析すべきだ。このあたりが、マスコミ、アナリスト、コンサルの差だろうか?
実は、日立、富士通、NECも、全貌を把握していない。実態は、階層構造になっており、ミッションクリティカルから、アウトソース、回線貸しのような不動産的事業まである。どこから、HDDなどストレージの部品を調達して、どの位で入れ替えているか。そもそも、このまま、ビットが増えると、ビルが足りるのか?自動運転レベル1になると、データーセンターは足りるのか?ボトルネックは熱か通信か、スペースか?
いまは、一時の、ソーラー発電みたいな印象。今回はデータセンターの動向についてまとめました。特に物理的な側面を中心に取り扱っています。
デジタル化が進み、身近なモノからは物理的な要素が減少しつつありますが、そのような技術発展を支えているのは、物理的なサーバー群であるというのが実態です。また今回詳しく触れていませんが、データはセキュリティシステムでカバーできても、建物自体の施錠は必要であったり、センサでデータを収集する一方で、センサ自体の目検が必要であったりと、オペレーション上の課題も多岐に渡ります。
データセンターの安定的な運用は、様々な産業の今後を担っており、このような課題解決に向けた連携が進んでいくことに期待したいです。データセンターは普段見えないけれど、クラウド化が進むほど、本来自分たちの手元にあるデータ、熱、リスクなどをデータセンターに移管することになるわけで、重要な要素だと思います。
冷却コストを下げるため、寒冷地に建設したり、外気を使ったり(ほこり除去が必要)、サーバを丸ごと液浸したり、涙ぐましい努力があるようです。
個人的にはデンソーなどの異業種企業が寄与する可能性があるなど、非常に興味深いテーマでした。