米オンライン銀行のミレニアル戦略は「その買い物が本当にサステイナブルか」わかるアプリ
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1つ前のピックとも通底する動き。ミレニアル世代の特徴をよくあらわしている。
“「Vote with your wallet」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 直訳すれば「財布をもって投票する」ということになるが、つまりは、自分が賛同する企業の商品を積極的に購入する、または賛同しない企業の商品の購入を控える消費者行動を指していう。”
“自分のお金の使い道について意識の高いミレニアル世代を中心に、草の根レヴェルでもVote with your walletは広まっている。端的にいえば、地球環境に優しいあるいはエシカルな慣行を行う企業のプロダクトを積極的に購入、支援する動きがそれだ。”
“この悩ましい問題を解決してくれるのが、2014年に米国でローンチされたオンライン銀行のAspiration。環境保全やサステイナブルを推奨する企業に投資する金融商品を展開するなど、もともとエココンシャスな銀行として知られていたが、このたび「Aspiration Impact Measurement」(AIM)と呼ばれるプログラムを自社アプリに追加した。
AIMは、ただ単に支出金額と支払先の記録をトラックするだけでなく、データ分析会社と組んで解析した5,000にものぼる会社情報をもとに、支払先となる企業を「People」と「Planet」の2軸で評価する。
前者は従業員待遇や企業がベースを置くコミュニティへの貢献度を、後者は地球環境保全への貢献度を指す。独自開発のアルゴリズムを通じて、ユーザーの消費行動がどの程度サステイナブルでエシカルか、そのレヴェルを達成しているかがひと目でわかる仕組みになっている。”自分の購買活動が間接的に人や環境のために役を立ってるかをオンライン銀行が提供するアプローチで、若い世代の支持を集めているという記事。
銀行は安定性や地域性で選ばれることが多いですが、新しい軸の差別化の手法として参考になります。