人工知能が、ジェット機を人間より安全快適に飛ばせる日が近づいてきた
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飛行機に関して,周囲を認識してただ操縦することは,地上を走る車より簡単だと思います.車は航空機,航空機は車のトレンドを見ながら制御技術を高めてきたと言ってい良い.問題は安全性.1にも2にも安全性.記事の最後に規制(認証)の話があるが,たとえ画期的な制御システムを生み出したとしても,実機に採用することはかなり難しい.ソフトフェアアのソースコード一行一行が審査の対象になるくらいですから,何が起こるか分からない○○学習を実機に導入するのは現状では難しい.もちろん,実績を積むことで将来は変わる.すでに無人航空機はありますので.
やがてパイロットレスの旅客機が出現するでしょう.
「副操縦士は産業用ロボット、「ボーイング737」シミュレーターでの飛行・着陸に成功」という記事もあった.
https://newspicks.com/news/2255193
【追記】 我々もニューラルネット(AIっぽい)で飛行機を飛ばしているところを紹介しましょう.
https://youtu.be/K12Fm5s6YCA航空機では自動操縦はすでに30年以上使われている、安定した、枯れた技術とも言えるものです。現在自動操縦でできないことはあまりないのですが、たとえば離陸は自動操縦で行うことができません。
離陸でスピードが乗ってきたところで、万一のエンジン故障など不測の事態があると、ブレーキをかけて止まろうにも滑走路が残り少なく、また飛び上がろうにもエンジンがひとつ止まっていて推力が通常よりも少ないという問題に晒されます。
昨今はパイロットの経験などから「とりあえず一旦飛び上がり、ぐるっとまわって空港に引き返せば大丈夫」というのがコンセンサスにはなっていますが、状況により正解はまったく違うため、この判断をコンピュータに任せるということはまだ行われていません。
この離陸の際の難しい判断ができるようになれば、自動操縦による離陸ができるようになるでしょう。そうすれば、パイロットを2名でなく1名として、人間はコンピュータの監視役(いざというときだけ人間が操縦する)という位置づけに進化するはずです。国際基準の改訂など事務手続きや、それにあわせた新機種の開発などを考えると、2030年代に実現するかどうか、というような肌感覚を持っています。
ただ、旺盛な航空需要を反映してパイロット不足が世界中で叫ばれています。ニーズを反映して開発がやや加速する可能性はあるかと思います。人工知能が人為的ミスもフォローするという言葉を聞くとハッとさせられます。
でも、運転などの作業は人工知能に任せて、人間は自動化と共に移動コストが急激な勢いで下がる恩恵を存分に受けて、人間ならではの価値創造に努めるべきという事なんでしょうね。