カウンセラーが教えるアドラー流“捉え方術”
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カウンセリングの現場からレポートしましょう。
今の世の中は、アドラーなどの心理学が発展した時代とは、大きく変わっているのです。
情報が入ってくる時代なので、心理の解説は溢れ出ています。
現場では、「どうしたら良いのか?」が望まれています。
〇〇流との表現ですが、どれも中身は一緒です。
自己啓発の書物はどれも同じものと思っています。
例えば、
文中には「ありのままの現状をきちんと受け入れる(認める)」
と書かれている箇所があります。これは今流行りの仏教からの「マインドフルネス」ですね。
「ビジョン」「目標」の箇所もそうです。
コーチングとは導くものであるので、未来を考えることは当然のことです。
現場では、「心理の本は読んだけど・・・」というものをちょくちょく聞きます。
これは、現場では「心理の解説は必要ない!」それより「方法を教えてくれ!」というものが渦巻いているのです。
ちょうど昨日、品川のカウンセリングの現場で「方法論」を話し手と一緒に探している時に、
「理由」=きっかけが必要不可欠
ということに気がつきました。
確かに方法論は提言できますが、話し手が提示された方法を実行するということには「理由」が必要なのです。
ですから、話し手の専用のきっかけ(理由)を考えなくてはいけません。
当方は、カウンセリングが終了した直後に、話し手の専用のきっかけ(理由)を考えることが最重要です。これがお金をもらうことです。
ですから、心理の書物を読む時には「方法論」を意識されてはどうでしょうか。
心理解説は、カウンセラーの課題です。現場はカウンセラーが自分の知識を広げる場所ではないのです。
現場は「話し手ファースト」です。