アクセルとブレーキの踏み間違えを防止する、『左足ブレーキ』が普及しない理由
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少し前の記事なのですが。
これ、平然と推奨しているヒョーロンカの先生方もおられるのでコメントします。
まず、車の運転をする上で、種類によって基本的な操作方法が変わることはあってはならないことです。同じ操作を行った結果は、同じでなければならない。そうでなければ、それは同じ種類の乗り物ではない(自動車と電車とで操作が違う、ならいいですが)というくらい、分けなければいけません。
ISOの考え方も、基本的な操作方法、レバーは共通でなければならない、という考え方です。
左からクラッチ、ブレーキ、アクセルの順でペダルを並べたり、MT車のシフトパターンは左から右にかけて高いギア段になる。当たりですが。
同様にATだろうがMTだろうが、アクセルペダルとブレーキペダルは右足で操作することを前提に設計しなければなりません。
なぜ左足ブレーキなんて話が出てくるかというと、それは本来ISO的には右足でアクセルやブレーキを踏むように設計しなければならないのに、それができなくなってる車が意外に多いからです。
これはコンパクトカーや、左ハンドルで設計された車が杜撰に右ハンドル化された車に多いケースです。
右ハンドルの場合、足元の右側にタイヤ格納スペースが入り込んできます。
このため、ペダルは左側にオフセットさせる。
本来ブレーキがあるべき位置がアクセルとなり、その左側にブレーキが来るので、右脚を伸ばした先はアクセルペダルになります。そうなると、左脚はブレーキ、としたくなる。
ただ、そのようなペダル配置の車で左ハンドルモデルがある場合、
左ハンドル車では右脚を伸ばすとその先にブレーキペダル、右にアクセルペダルがあります。左ハンドルは左にタイヤ格納スペースが割り込んで来るので、ペダル配置で避けること不要。右脚で操作する設計です。
ホントは左ハンドルの形が理想なんだけど、右ハンドルモデルはやっつけです、エヘ。ということです。
これを擁護するかのように、左足ブレーキという形でごまかして語る人間が多く、それを疑問に思わない方が多いことに戦慄します。
念のため言っておくと、こんな戯論言ってるの日本だけです。
イギリスのAUTOCAR誌では新車評価の際、右ハンドルのドライバーに対するステアリング位置やペダル配置が評価に入っています。
こんなくだらない議論に付き合わないよう、ご注意願います。