グーグル化する教室。学校を支配するChromebookの戦略
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私の子供の中学(私立IB校)でも、Chromebook+
Google for Education を使ってバリバリのGoogle漬けであるが、たしかにおもしろい。
クラス、そして進度別強化ごとに所属している授業(大学でいえば選択科目ですね)こどのクラスルームモジュールが表示される。
そこに、進度情報、宿題なども掲示され入れていく訳だが、プレゼンのレポートなどは、書いている途中でも、先生から見えるようになっている(管理者共有)
そして、ドラフトの状態であっても先生がどんどんコメントを入れてきて、書き直した上で対応したかどうかチェックボックスに回答をいれていく。
学校ではChromebookを共通デバイスとして採用だが、結局はWindowsだろうと、Macbookだろうと、タブレットだろうと、スマホでIPhoneだろうと、AndroidとChromeいれて、Google Documentにアクセス出来さえすれば、デバイスは問わないため、家ではMacbookでやっている。
管理者側に使いやすい様々なモジュールも次々提供され、使いやすく、ICTとはこういうものかと見せつけられる。
学校としても投資は、Chromebook(または他のPC)と校内Wifi環境だけで、サーバーも持つ必要もなく、たいしてかからない。
Chromebookの場合、動作は軽いし、アプリも必要ないためセキュリティ的にもリスクが少なく、極端な話、数年前の中古のWindowsをタダ同然で引き取ってChromebook化してもサクサク動くので、家庭の事情なども関係なく、誰でも利用できる。
このあたりが、Googleの社会貢献と、普及の両輪があっているところなのでしょうね。日本市場も狙えたのにの思わずにはいられない、というか何度かChromebookの日本のマーケティング部にいれてくれと直談判すべきだったと考えたことがある位には惜しいタイミングを逃してしまった思っている。
Chromebookが教育現場で用いられるのは以下の理由によるところが大きい。
・圧倒的安価
・教師の権限で一括操作が可能
https://www.youtube.com/watch?v=5sELWB6Gr-I
・OSの更新など端末ごとの個体差が生まれない点
・Chrome OSの高速起動が一分を大事にする教育現場にフィットしている点
これらは調達コストの削減をもたらしながらも、教育現場に新しい価値を提供できる可能性のあるツールだと感じましたが、日本で普及させるには教員のITリテラシーの低さ&WIFIなどの(最低限の!)設備環境が整備されていないことが足を引っ張ったのかなとも思います。Google、Apple、MS・・教育情報化に熱心です。近未来の教室はすっかりIT化されます。それは教育が大きなIT産業になるということ。日本は教育をビジネスにすることへの批判がありますが、ここを成長産業にしなければ投資も行われず、海外の企業に牛耳られるだけのことです。