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フランス新大統領にマクロン氏 史上最年少、「分断と戦う」

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  • 帝塚山学院大学 教授

    フランス大統領選挙に先立つ3月15日、隣国オランダでは議会選挙が行われ、ポピュリストと呼ばれるウィルダース氏の率いるPVVが政権を奪取するか否かが注目されていた。昨年のオーストリア大統領選もまた、似たような状況であった。つまり、ヨーロッパでの選挙における対立軸は、すでに右派VS左派ではなく、ポピュリズムVS反ポピュリズムへと移っていたのだ。事実、フランスの大統領選でも、早くからルペン氏の動きばかりが注目されていた。こうした中、マクロン氏は、ルペン氏の対抗馬は誰かという図式に上手く乗ったのである。マクロン氏は、土俵が変わったことを見抜いていた。初めから自分をルペン氏の対抗馬だと位置づけることで、ルペン氏が注目を集めれば集めるほど自分に対する注目も高まることを見抜いていたのである。かくして、もはや注目されない古い土俵で左右両派が争っているのを尻目に、左でも右でもないと自認するマクロン氏が大いに注目されることになった。逆に言えば、ポピュリズムの台頭が、選挙から政策論争を失わせたということになろう。とにかくポピュリストを倒すことばかりが問題になるからである。マクロン氏の当選もまた、彼自身に対する支持ばかりではなく、反ルペンという面に負うところが大きい。こうした状況は、2015年の大阪市住民投票や大阪W選挙でも同じであった。自民、公明、民主(当時)、共産、社民といった勢力が、とにかく大阪維新の会を阻止しようと連携したのである。今年の堺市長選挙もまた、同じような構図にならざるを得ないだろう。もちろん、それを批判することは断じて出来ない。むしろ、現状に照らせば正しい行為である。フランスでも、ともかくマクロン氏が出てきてくれて助かったという雰囲気はある。それでも、あまり望ましい状況ではない。


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    予想通りマクロン氏当選となり、イギリス及びアメリカに次ぐ反グローバリズム政権の誕生はとりあえず回避。ただ、ルペン氏の獲得した約35%の票の意味は大きい。ルペン氏の父親が大統領選で獲得した票の2倍だ。極右派の台頭をここまで支持した国民の政府に対する不満の根源を、今後5年間でいかにマクロン氏が解決していくのか。


  • 北海道大学法学部・公共政策大学院教授(政治学、国際政治)

    世論調査通りだったから大ニュースにはなりにくいだろうが、E・マクロンの大統領選出は歴史的なこと。大変なこと。劇的で衝撃的なこと。棄権や議会選から社会経済問題まで、彼が直面する課題は確かに巨大だが、それを指摘する(人によってはDisる)前に、なぜそれが起こったのかを直視し、説明しなければならない。彼は、ブレグジット、トランプと続いた世界で、開放経済、自由平等、多様性、移民包摂、EUとグローバル化を正面から弁護し、左右対立の激しい仏政治で中道を謳って大統領職を掴み取ったのだ。弱冠39歳。1年前はほぼ無名。政治経験も浅いのにだ。

    詳細は以下の拙稿をご笑覧ください:
    http://toyokeizai.net/articles/-/170863


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