この連載について
高い経済成長を実現し、世界中から注目が集まるASEAN(東南アジア諸国連合)。インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ブルネイ、ラオスの10カ国からなる成長マーケットは今、どのような状態にあるのか。シンガポールに駐在するASEANエキスパートが旬な話題を現場から解説する。
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日本企業のなかにも、伊藤忠とタイ財閥CPグループがCITIC(中国金融コングロマリット)へ出資、三井物産がマレーシアのHIIヘルスケアへ出資という事例のように、ASEAN企業との関係を活かして、さらにグローバル展開をする事例もあります。
追記:金額は大幅に増えています。文中で書いているように、2000年ごろからは現象としてすでに見えており(より正確に言えば90年代も一定の動きはあった)、新興国からのOFDIが存在すること自体は新しい現象ではなく、増加トレンドが定着して、年によっては先進国に互する手前まできていることが注目点です。また、いずれとりあげようとは思っていますが、新興国から先進国へというFDIも出てきている点は注目すべきでしょう。
追記2:OFDIのパターンについては小川さんのコメントに補足していただきました。また、タイ企業はグローバル展開がむしろ遅めだったという指摘が最新の研究成果で出ています。国内が外資と競合しにくい環境(見た目は外資ブランドでもタイ側の資本割合が大きい、政府がタイ企業の海外展開に消極的)だったということなどが指摘されています。ここ最近、政府が海外展開をバックアップする方向に変わりつつある、とタイ人研究者の研究を読んだことがあります。また、ジョリビーは確かに特殊な展開をしている企業ですが、シンガポールの店舗をみていると、意外とシンガポール人やその他の外国人も使っています。OFWを軸にどこまで地場に根付けるかが重要。
先進国や中国の事例をよく見ているだけでなく、IHHヘルスケアのような独自の強みを持っている企業などは、日本にとっても参考になりそうです。
懐かしい!
こういう視点で見ると面白いです、
岡部さん、ジョリビーは健在です!