「地方は観光で稼ぎなさい」という号令が、甚だ見当違いである理由
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観光で生産性の高いサービスを生み出すためには、ある意味既存サービスの効率化を放棄して、高い金額を払ってくれるサービスに特化して頭を動かす必要があるんですよね。ある意味の妥当なぼったくりを、適切な手抜きで実現する。日本人がまだ遊びをビジネスにすることがチャンスなのだとあまり思えてないのが問題なくらい。それ越えれば観光ビジネスは有望です。真面目なやり方は大手資本に負けるのでダメ。
昨日、デービットアトキンソンさんと話してて感じたこと。地方がどんなに頑張って観光コンテンツを創造しても、その上がりのかなりの部分は結局東京はじめ、JRなど中央の巨大資本に吸い上げられてしまうから、まずはその搾取の状況から打破すべきという論考。
それはご最も。
私は出身が栃木県の日光なんですが、特に日光市の政治家や役所は優秀でもなんでもないのに観光客がわんさかと来ます。
それはもう欧米系から、アジア系まで多国籍的で、日光は人種のるつぼと化しているのです。
その求心力の源泉とは何かと言われたらもう東照宮や輪王寺、二荒山神社などの世界遺産観光コンテンツに尽きると思います。
この世界遺産という最強の観光コンテンツがあるから、日光は大した努力もせずに観光都市として、繁栄を続けているわけです。
特に東照宮などは宗教法人でもありますから、税金負担もなく、濡れ手に粟の大儲け。カネが余って仕方ないから、東照宮の宮司さんは昼間から酒、ゴルフ、外車、愛人三昧の優雅な生活を送っています。
小手先の観光コンテンツ創造ではなく、こんな世界遺産レヴェルの観光プラットフォームを作ってしまった自治体の勝ちです。
言うてみれば、カネのある神社を継ぐ同級生が私は羨ましくて仕方がなかった。
生まれ変わったら、サラリーマンの子倅ではなく、輪王寺の門跡の息子として生まれたいですねwwなんだこの浅すぎる仮説の元に展開された記事は!炎上すらしてないじゃないかっ!大学の准教授…
デービッド・アトキンソン氏の『新・観光立国論』は一旦目を通しておいて頂きたい。いくつか議論が必要なポイントこそあれど、仮説、検証、裏付けがしっかりしてる。だから観光で稼ぎなさいは甚だ見当違いでは全くない。