電通、検察が立件へ 3支社でも違法残業疑い
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見せしめ的な部分もあるかもしれませんし、日米オリパラの背景もあるのかもしれませんが、国として働き方改革を本気で考えているという旗振り役にはなったと思います。
先日の落合陽一さんのポストウェブ・ポストソーシャルの記事において「マスから個へ」「タイムマネジメントからストレスマネジメントへ」とまさに働き方改革における本質的な素晴らしい論説がありましたが、過労死等が横行している昨今「とりあえず」「マス単位で」「客観的指標として利用しやすいタイムマネジメント部分を規制する」ことは応急処置として相対的現実的にマシな対応かと考えています。
【落合陽一:完全解説1.3万字】ポストウェブの技術・社会・仕事
https://newspicks.com/news/2202356/
もちろん働き方改革実行計画はタイムマネジメントだけに言及しているわけではなく、労働生産性や雇用流動性や同一労働同一賃金やダイバーシティーや両立支援やメンタルヘルスなどにも広範囲に渡っていますので、「労働問題のハードウェア切替」はまだまだ始まったばかりです。
【働き方改革実行計画】
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/01.pdf現状の働き方改革が進んでいくと、「週100時間労働」といったイーロン・マスクのような人間は日本から出てこなくなってしまうかもしれません。エンジニアの観点からすると、解けそうで解けない課題は、明日に持ち越すようなことはしたくなく、終電ギリギリまででも粘りたくなるものです。
そもそもの問題点は、日本の悪しき風習でもある飲みの強要や上司のいびりによるストレスであって、労働時間と人の生死にはそれほどまでの因果関係はないように思えます。(週100時間遊んで死ぬ人はいないと思うので)
したがって、実際に改革を進める方向性としては、労働時間短縮ではなく、仕事を行う上でのストレスの削減こそが本当の働き方改革となるのではないでしょうか?(通勤ラッシュの軽減など、仕事に付随することがらも含め)