ガン治療に続き日本の課題解決へ。「Watson」が変える医療・ヘルスケアの未来――IBM金子達哉インタビュー
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注目のコメント
内容とはズレますが、広い意味で、日々の電子カルテ業務の中でのストレスを解消してくれたら最高。
クリニカルな視点から改良すべき点なんていくらでもある。が、テクニカルな視点のない私たちは結局文句を言いながら、入札の元に導入された安くて質の低い電子カルテと今日も朝から向き合っている。
ex.)画像などの所見データ→癌のステージング→ガイドラインデータから治療法一覧→レジメンデータ→予想されるクリニカルコース、対応→…
もちろんヒトによるダブルチェックはすべきなんだけど、ヒューマンエラーの確率の方が全然高いと思う。
(例えば初回パクリタキセル投与の危険性、注意点を看護師が全然わかってなくて、対応が遅れたなんてことよく聞くけど、事前にアラートと必要物品を看護師に通知していれば少しはマシなハズ。)
あとはこのご時世、患者さんのウェアラブルデバイス(オールドファッションなモニター類も含めて)との連携強化も期待できる点。看護師らの面倒くさい手間は仕事の効率やモチベーションを下げる。この点に関しては京都大学のIoT改革が素敵すぎる。
そうすればいずれビッグデータとなって、フィードバックにつながる。
IBMに限らず、電子カルテ界を変えるベンチャーズなどはあるのだろうか?既存の電子カルテ業者がたくさんある中で始めるのも難しいのかもしれないが。
病院によって導入している電子カルテが異なるため、それぞれのネガティヴフィードバックを受けてそれぞれが改善していくのだろうけど、なんだかそれらを一挙に解決するのって、そんなに難しいことじゃない気もする。
痒いところに手が届く、そんな電子カルテで仕事がしたい。音声による自動カルテ入力、治療法の提示、禁忌の排除、自動画像解析などを含めた賢い電子カルテの開発こそが医療、病院経営分野における最重要課題であることは間違いない。
こういった人工知能というテクノロジーを介して、医師は患者に向き合う職業であるという本質により近づくことができるだろう。
一方でIBM watsonに現在できないことも山のようにある。ERPを通じて電子カルテデータを抑えることで学習データを備え、この分野で圧倒的な差別化を図るというのが目論見だろう。