金融緩和からの出口戦略、シミュレーションしている=岩田日銀副総裁
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注目のコメント
「金融緩和政策からの出口戦略について「いくつかのシミュレーションはしている」」
量的緩和が続けば修正に次ぐ修正でしょうね、終わりが見えてないのだから。
「日銀財務の健全性を確保するために、政府が税金によって損失を穴埋めすることは「政治的に許されない」」
量的緩和を遂行するためには、高値で国債を買い取ることで、通貨発行益を棄損させてきました。しかも、金融機関には積み上がった巨額の超過準備に付利までつける必要もあったわけです。つまり、量的緩和は税金を補う国庫納付金を減らし続けたということです。
早川さんの「付利の引き上げなどで「(日銀は)年間数兆円オーダー」の巨額損失を抱える」と同じで
「当座預金の法定準備率の引き上げによって「金融機関への利払いを圧縮…」」
は、失った通貨発行益を金融機関から取り返すためには、何かする必要があるということです。
抵抗は必至でしょう。まあ、任期中に起こるとは思いませんが。>日銀財務の健全性を確保するために、政府が税金によって損失を穴埋めすることは「政治的に許されない」とし…
そんなこと考えたこともありませんでした。なぜ、日銀の財務を税金で補填する必要があるのかご説明願いたいです。日銀の財務が悪かったとしても誰にも迷惑を掛けませんよ。世界的に中央銀行の財務状態など誰も心配してません。『目標とする物価2%に距離がある現状では「(出口戦略を)公表するとかえって市場の混乱を招く」』とのことですが、日銀のバランスシートをGDPの100%近くにまで拡大してしまった極端な金融緩和(米国25%、欧州30%)の中で金融引き締めを匂わせれば確かに市場は混乱します。しかし、物価が2%の目標をオーバーシュートして日銀が物価抑制のため金融引き締めをやらなければならない状況に追い込まれて出口戦略を打ちだした時、現時点での検討以上の混乱を招かない保証はありません。
日銀がこれだけ極端に国債を保有している状況で「債券取引損失引当金を拡充している」くらいで本当に間に合うのか。「早急に損失額の試算を公表すべき」という指摘が出るのは当然です。
量的緩和に慎重な方々を歯切れの良い強烈な言葉で非難され続けた岩田副総裁のお言葉にしては、なんとなく歯切れの悪さを感じないでもありません。このままでは我が国は破綻する、というのが持論の藤巻健史氏の質問への回答だからこうなるのかな・・・・ (;一_一)