時計が高精度になるほど、時間はより曖昧になる:研究結果
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時間とは距離を速さで割ったもので、地球の公転を1年としそこから細分化して年、月、週、日、時、分、秒と定めたものなので決して絶対的なものではなく、あくまで相対的な概念です。楽しいデートと退屈な講義とでは時間の流れる早さが異なるように感じるでしょうし、子供にとって1年は長いですが歳を重ねる毎に「1年があっという間」になります。それに人は昨日という日や明日という日を体験することは不可能で、同様にあっちとかそっちという場所も体験できません。人が唯一体験できる時と場所は「今ここ」だけですから、今ここを楽しみたいものですね。それしかないのですから。
めちゃ高精度な時計が二つあっても、お互いを合わせることはできないということは、アインシュタインが思考実験で100年以上前に既にやっていますが(相対速度があったり、近づけたり遠ざけたりすることで、時間に遅れが生じるため)、今回の論文は、高精度な時計が存在することは大きなエネルギーの不確実性を持つため、近くにもう一つの高精度な時計の存在に影響を及ぼしてしまうという話(不確定性原理としてであり、「観測」による効果とは別)。
エネルギーと時間の不確定性関係は、位置と運動量の関係とは少し事情が違ってややこしい。ほら、時計の秒針って、パッと見たとき、それまで休んでいたのに、慌てて動き出すよね。
その瞬間、時間て、時と場合によって進み方が違うんだということを実感したり、しなかったり。