日本人はすでに先進国イチの怠け者で、おまけに労働生産性も最低な件
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是非考えて欲しい記事。まず、ILOの国別労働時間は、非正規労働者を含んだ統計で、20年で年間2000時間が1700時間になったのは、小泉改革によって製造業に非正規労働者が増えた影響が大きい。つまり、日本人が怠け者になった結果ではなく、正社員として働く機会を奪われた結果である。正社員の労働時間は、引き続き2000時間を超え、サービス残業も入る総務省の労働力調査によれば2200時間近い。
また労働生産性が低いのは、労働時間が長い事より、付加価値が低い(≒儲かってない)問題の方を気にすべきで、これは労働者でなく経営者と、儲けられない経営者を放置するガバナンスの問題である。こう考えると、働き方改革とコーポレートガバナンスコードという現政権の問題意識と取組は適切である事が分かるだろう。
冒頭に戻って、何を考えて欲しい記事かと言えば、数字を恣意的に適用すれば、どんな結論でも言えるという事と、そんな記事がマスメディアにも載ってる事である。日本の一人当たり労働生産性がG7で最下位なのは、働き方が悪いのではなく、政策当局がデフレを放置して、いくら分母である労働投入量を増やしても分子である需要が足りない状況が長年続いてきたからですよ。
働き方改革と銘打ってのこの、残業時間規制はまあ対処療法的というか、筋が悪いですよね。
別に仕事が楽しければ、3日徹夜したっていい。その後1週間ヴァカンスを取ってもいいはず。
一律にその日は何時間まで、みたいな硬直的な運用しかできないと、確かに記事に書いてあるような歪みから、日本は貧しくなってしまう危険性は大いにあると思います。
質はある程度、量をこなさないと担保できないですよ。
だから、労働者にとって、長時間時間は実は本質的な問題じゃない。
たった10年間程度ですけど、サラリーマン生活をしてみて、問題だと思っているのは、行き過ぎた年功序列とそれによる問答無用の敬老原則による風通しの悪さで、ここさえ解決すれば、俗に言う働き方改革なんて解決したに等しいと考えています。