【MIT教授】日本の「イノベーション欠乏」を解くカギとは(後編)
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注目のコメント
なぜタイトルを「MITが教える」とするのだろう。「クスマノ教授が教える」が内容からしても正しい。実際にクスマノ教授は日本についての深い知見を持つ人物です。やたらとこういう「舶来モノの組織ブランド」を前面に出す。「グーグルが教える」とか「アップルが教える」とかも同じ。個の時代とか言う一方で、組織をブランドとして持ち出す。NewsPicksのタイトルのつけ方はわりと嫌いです。下品。
以前、未踏のスーパークリエーターの方々の前でお話しする機会をいただいたことがありますが、事前に質問事項を募ったところ、「どうすればプロ経営者を採用できるか」、「どうすればCFOを採用できるか」といった、ビジネス系人材の採用に関する質問を多く受けました。その際にお話ししたのは、日本に「プロ経営者」という人はほとんどいないし、いたとしても資金調達前のドベンチャーに入ってくるようなモノ好きはまずいないということ。それよりも、未踏に採択されるような極めて先進的で尖った研究に取り組むことのできる知性を持った技術者の方々であれば、経営知識の習得や実践など、造作もないはずであるということです。
優秀な人材を積極的に求めることは無論重要ですが、初期段階ではないものねだりです。苦手意識を変に持たず、もっと自信を持てばいいのにと感じます。この点で、理系学生が大学在学中に片手間で経営について学ぶことは意味があると思います。そうしないと、いつまで経っても技術者の起業家は、ビジネス系の人間にいいようにやられてしまいかねません。たまに資本の仕組みなどに対する知識が欠けていたがために、明らかに「やられてしまった」会社を見るにつけ、忸怩たる思いになります。理科大副学長でもあるクスマノ先生の記事、発明力はあるのに、起業力が弱いのが日本の特徴。特に、理工系の人材に経営などの知識が乏しい。そこで、我々のイノベーション研究科が、そこを強化していく、カリキュラム。
いわば、理科大MOTで、MITのイノベーション研究を学べる。
新事業開発論を担当し、来年はベンチャー論も。
<追記>
たまに英語がでるが、日本語が上手なので助かっている。
ケバケバした明るさはないが、ユーモアもあり、温和で誠実。
いま、非常勤だが来年からは、モルスタのエコノミストのフェルドマンさんもくる。いろいろなケミストリーがあり面白い。
最初、クスマノは熊野洲とか、楠野とか日本人かと思った。
<追追記>
詳しいことは不明ですが、ずっと、まだいらっしゃるような感じです。
部屋もあるし。来年、さらに、理科大のMOTが進化するので、そのアドバイスをされます。