富士フイルムが決算延期 海外子会社で会計処理に問題
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注目のコメント
根本的な問題は、日本の会社の財務軽視では
無いであろうか?
財務の人は裏方では無いのである。
CEOと同じレベルの力を持ち、
CEOの暴走を止めたり、寧ろ新たな提案を
する人で無ければならない。「富士フィルムよ、お前もか」という感じ。
状況がよくわかりませんが、親会社が子会社をコントロールで来ていなかったとすれば、日本企業にありがちな「海外企業買収の失敗例」なのかも。
日本企業が海外企業をコントロールするのは、本当に難しいようですね。
P.S.
私もサラリーマン時代、勤務先の海外子会社(買収したのではなく、自分で設立した子会社)に赴任しましたが、現地スタッフを管理するのは非常に大変でした。まして買収となると・・・開示資料を見る限り、機器と消耗品・メンテナンスサービスを一体として契約し、毎月の利用量に応じた料金によって機器に係る代金も回収する、いわゆる「メンテナンスリース」の模様。一方、対象はニュージーランドの子会社ということで、NZ IFRSが適用されます。
IFRSではこの一体の取引を通常のリース取引とメンテナンスサービスの売上取引に分けなければなりません。そうすると、リースの貸手が行う不正として考えられるのは、メンテナンスサービスの売上の架空計上か、またはまだサービスを提供していないのに売上を計上したか、のどちらかのような気がします。
<追記>
今朝の日経新聞の記事によると、毎月の利用量に応じた料金のところで不正があった模様。利用量の水増しによる売上の過大計上が理由かもしれませんね(当然、水増しのため顧客に請求できないので、回収不能な債権が積み上がったってことかも)。